「0.5ミリ」ネタバレ!あらすじや最後ラスト結末は?見所も!

映画「0.5ミリ」は、安藤サクラ主演、安藤桃子監督の2013年の日本映画です。
原作は安藤モモ子の同名小説です。

そんな、映画「0.5ミリ」のネタバレ、あらすじや最後ラスト、結末、見所について紹介します。

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■ スタッフ
監督: 安藤桃子
製作:長澤佳也
製作総指揮:奥田瑛二
脚本: 安藤桃子
撮影: 灰原隆裕
音楽: TaQ

■ 主要キャスト
山岸サワ:安藤サクラ
真壁義男:津川雅彦
佐々木健:柄本明
茂:坂田利夫
真壁静江:草笛光子
片岡昭三:織本順吉
片岡雪子:木内みどり
片岡マコト:土屋希望
康夫:井上竜夫
カラオケ店員:東出昌大
斉藤末男:ベンガル
浜田:角替和枝
真壁久子:浅田美代子

「0.5ミリ」あらすじ

「0.5ミリ」あらすじ

介護職に就いているサワ(安藤サクラ)ですが、ある日お客からの願いに押される形で利用者の家に宿泊した晩、火事を出してしまい仕事も家も全て失ってしまいました。

着の身着のままで行き場を無くしたサワ(安藤サクラ)。

彼女はこれからどうやって生きていくつもりなのでしょうか―――?

「0.5ミリ」ネタバレ、最後のラスト結末は?

「0.5ミリ」ネタバレ、最後のラスト結末

火事となった家は、要介護の祖父、生活の中心をすべて担う母親、そして一言も喋らず読書に没頭する息子、という家族でした。

しかしサワ(安藤サクラ)が泊まったその夜、女主人である母親が首をくくってしまい、火事にもなったという事で警察から事情聴取を受けることになります。

取り調べ自体は早々に終わり、警察からもすぐに解放されたサワ(安藤サクラ)ですが、彼女の持ち物はといえばわずかばかりの貯蓄と、女主人から着せられた古いワンピース、それからコートだけです。

彼女はすぐにお金を下ろすと洋服を一式買って着替え、ワンピースを捨てようとしました。
が、一度はゴミ箱に入れたものの、思い直したようにそれをまた持ち帰るサワ(安藤サクラ)。


夜の汽車に乗ったサワ(安藤サクラ)は、途中居眠りをしてしまったせいで全く土地勘のない駅で降りてしまいます。
目的もなく歩く彼女の目に泊まったのは一軒のカラオケ店でした。

何度説明しても理解できない高齢者と、そんなお年寄りに苛立っている様子の受付の若者。
そこへ入り込んだサワ(安藤サクラ)は、お年寄りの連れを装い強引に部屋へと入ったのです。

突然のことに驚くお年寄りですが、気さくに話すサワ(安藤サクラ)の雰囲気に表情を和らげ、二人はあっという間に打ち解けて仲良くなってしまいました。

歌って飲んで食べて寝る―――こうして一夜を明かしたサワ(安藤サクラ)は、朝の街を二人で歩きます。

妻を亡くし息子夫婦と同居を始めたものの喧嘩ばかりだと嘆くお年寄りですが、それでも彼には帰る場所があります。
名残惜しそうに見ているのはむしろサワ(安藤サクラ)の方なのです。

彼女は、酸素ボンベを引きずりながら帰るその小さな背中を、いつまでも見送っていたのでした。

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次にサワ(安藤サクラ)が見付けたのは、やたら独り言の多い高齢者です。
よく動きよく喋る彼は、自転車にかかっているチェーンを切って窃チャリ、それからスーパーの駐輪場では他人の自転車のタイヤにピックのようなものを刺して穴を開けていきます。

その場にそっと寄り添うようにして現れたサワ(安藤サクラ)に老人はびっくり!逃げようとする老人を確保して、持ち主に言うよ?と脅すとスーパーに入り男の金で買い物を始めました。

そしてそのまま老人の家にまで上がり込むサワ(安藤サクラ)。
彼女は当たり前の顔をして普通に会話をしていますが、老人はサワ(安藤サクラ)を無視して出かけていきます。

老人が向かったのはファミレスでした。


そこで、いかにもうさんくさそうな、斎藤(ベンガル)という男と親しげに話し始めた老人。

彼の名は石黒(坂田利夫)と言うようです。
石黒(坂田利夫)は斎藤(ベンガル)から儲け話を持ちかけられているようで、会社に内緒で持ち出してきた、と言う薄い束の書類を受け取っています。

その話をすぐ側の席で全て聞いていたサワ(安藤サクラ)は、帰宅後の石黒(坂田利夫)に注意します。
貯蓄額を聞かれ、素直に1000万と答えた石黒(坂田利夫)は完全なるカモにしか見えないのです。

それなのに頭から斎藤(ベンガル)を信じきっている様子の石黒(坂田利夫)。
その夜はサワ(安藤サクラ)も特に何も言わず、そのまま就寝する二人。

一緒にいることで徐々に距離を縮めた石黒は、サワ(安藤サクラ)が自宅にいることを受け入れ、奇妙な同居生活が始まりました。


そこでサワ(安藤サクラ)はやはり斎藤(ベンガル)の怪しさを訴えるのです。

けれど石黒(坂田利夫)にとって斎藤(ベンガル)は話を聞いてくれて親切にしてくれる有難い人。
まるで聞く耳を持たない石黒(坂田利夫)の目を覚ますため、サワ(安藤サクラ)がとった行動は直接的でした。

パンフレットに掲載された番号へ電話してみたのです。
すると始めこそ丁寧だった相手の物言いも、お金が振込まれないんですけど、とサワ(安藤サクラ)が言った瞬間ガラの悪いものになり一方的に切られてしまいました。

いい加減認めなよ、というサワ(安藤サクラ)に石黒(坂田利夫)は淋しそうに、わしは斎藤君と友達でおりたい・・・と呟きます。
サワ(安藤サクラ)は、友達はお金なんて取らないよ、と静かに返すのでした。


しばらく落ち込んで覇気をなくしていた石黒(坂田利夫)ですが、ご自慢のクラシックカーを見せる時はテンションが上がります。
四年の月日をかけ、自分で磨き上げた車をうっとりと紹介する石黒(坂田利夫)。

ところがそこに斎藤(ベンガル)が現れました。
以前とは喋り方も表情も違う彼を見て一目散に逃げ出した石黒(坂田利夫)の代わりに、彼に対峙したのはサワ(安藤サクラ)です。

彼女は斎藤(ベンガル)に強い口調で帰るように促し、今後一切近寄るな、と言います。

怒る斎藤(ベンガル)は口汚く石黒(坂田利夫)を貶める言葉を吐きながら、家の窓を割るも、結局それ以上のことはせずに帰って行きました。

すっかり意気消沈した様子の石黒(坂田利夫)は、もう帰る、と言いだしました。
彼にはここではない別の場所に帰るべき家があるようです。

そこまで二人でドライブ。
車はもちろんあのクラシックカーです。

到着したのはとある施設。
笑顔で出迎える職員たちに囲まれて帰っていく石黒(坂田利夫)は、サワ(安藤サクラ)にクラシックカーを残してくれました。
ワシの宝物、あんたにあげる、といって。

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その車で街へ帰ってきたサワ(安藤サクラ)は、ショピングモールで次の相手を探しています。

彼女が見付けたのは、一日中モール内のベンチに座っている老人・ヨシオ(津川雅彦)でした。

彼は大切そうにカバンを抱えて歩きながら、本屋へ向かいます。
そこで周囲の目を気にしながら手にとったのは女子高生の写真集でした。

それをそのままカバンの中へ―――
そこに手をかけたのがサワ(安藤サクラ)です。

脱兎のごとく逃げ出したヨシオ(津川雅彦)でしたが、あっさり外でサワ(安藤サクラ)に見つかってしまいます。

自分は人望のある人間であるため、証拠もなしに言いふらされても誰も信じない、と言い張りますが、サワ(安藤サクラ)はそんな言葉には耳も貸さず、おうちに連れて行ってよ、と彼を車に乗せたのでした。


帰り着いた一軒家にはヘルパーさんがいました。
今でも教鞭をとっているというヨシオ(津川雅彦)の妻・静江(草笛光子)の介護のために来てくれているのです。

ヨシオ(津川雅彦)が鞄を大切そうに保管場所へ片付けに向かっている間にサワ(安藤サクラ)はヘルパーさんに自分の紹介を作り上げてしまっていました。
週三回ヘルパーさんの来れない日には自分が来る、と。

弱みを握られている格好のヨシオ(津川雅彦)には抵抗する術がないのでした。

再び始まった奇妙な同居生活。
サワ(安藤サクラ)はヘルパーとしての職歴を生かし、静江(草笛光子)の介護をしつつ、家事もこなします。

便宜上、サワ(安藤サクラ)は自分を彼の教え子だとヘルパーさんには説明しました。

予てより彼を慕っていたサワ(安藤サクラ)は、奥様が倒れられたと聞いて静江(草笛光子)の世話を志願してきた、という話にしたのです。


これによりヘルパーさんの中でサワ(安藤サクラ)は、後釜を狙うヨシオ(津川雅彦)の愛人、と変換されてしまいました。

そんなふたりの関係性がヘルパーさんには理解できません。
若いのに生産性のないことして、とサワ(安藤サクラ)をよく思っていない様子の彼女は、ヨシオ(津川雅彦)に対しても徐々に横柄な態度で接するようになってしまいました。

しかしそんなことは意にも介さず、自分の仕事を黙々とこなすサワ(安藤サクラ)。
彼女は毎晩のように夜中に歌いだす静江(草笛光子)の歌声にも寄り添います。

妄想の中で歌う静江(草笛光子)の口を塞ぐヨシオ(津川雅彦)は、二人の美しい歌声を聴いて静かに涙を流すのでした。


そんな不思議な関係で結ばれた居住空間に、ある日一人の女性が訪ねてきました。

ヨシオ(津川雅彦)達の姪だというヒサコ(浅田美代子)は、ヘルパーさんからの電話を受けてやってきたようなのです。

愛人に家が乗っ取られるとものすごい勢いで電話してきたヘルパーですが、ヒサコ(浅田美代子)はサワ(安藤サクラ)を敵視している訳ではないようです。

実母の介護経験を持つ彼女は、介護介護の生活で心をポッキリおってしまった経験を持っています。

だからこそ、ヨシオ(津川雅彦)たちの顔を見て、サワ(安藤サクラ)どれほど良くしてくれているかが分かる、と頭を下げたのでした。

ヨシオ(津川雅彦)は先にボケてしまった静江(草笛光子)が恥ずかしかったようです。
その上自分の病気も相まって・・・。

彼もまた認知症に冒され始めていたのでした。

あれほど大事にしている鞄も、勝手にヘルパーが中身を捨ててしまった事にも気付かない、サワ(安藤サクラ)を記者だと勘違いして戦争体験を話し出す―――。

そんな彼の言葉にサワ(安藤サクラ)はゆっくりと耳を傾けます。
戦争くらい馬鹿らしいことはないです!と何度も何度も繰り返し語るヨシオ(津川雅彦)の目にはうっすらと涙が溜まっているのでした。

結局サワ(安藤サクラ)はこの家を出ていくことにしました。
ヨシオ(津川雅彦)にはヒサコ(浅田美代子)がいます。

彼女は幾ばくかの謝礼と静江(草笛光子)の漬けた梅干を渡し、クラシックカーで去るサワ(安藤サクラ)を見送ったのでした。

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再び家無しとなり当てもなく車を走らせていたサワ(安藤サクラ)は、あの、自分が全て失うきっかけとなった家の息子・マコトを発見します。

マコトに声をかけたサワ(安藤サクラ)は、車に乗せると彼の家へと向かいました。

そこは海のすぐ側に立つ廃墟のような元商店。
彼はここで父親と暮らしているようです。

彼に連れられて入った店内は荒れ放題で、机の上にもゴミが散乱しています。
そこにいた父親・タケシ(柄本明)にサワ(安藤サクラ)を泊めるよう筆談で告げるマコト。

タケシ(柄本明)は特に詮索するでもなくサワ(安藤サクラ)を受け入れてくれました。

マコトの居住スペースである二階へ促されると、そこで渡された布団を部屋の隅に運ぶサワ(安藤サクラ)。

襖がないのか広々とした二階にはマコトの本がうず高く積まれています。
今日からはここがサワ(安藤サクラ)の新しい家となったのでした。


こうして始まった新しい生活でもサワ(安藤サクラ)は家事の全てを引受け、造船所で働くタケシ(柄本明)には簡単な弁当も作っています。

タケシ(柄本明)が仕事に出たあとも、サワ(安藤サクラ)は室内の片付けや買い出しなど自分の仕事を見つけて動きますが、マコトは何もしません。

フラフラと何をするでもなく毎日を過ごし、本を読んで暮らしているのです。

そんな息子にタケシ(柄本明)が激怒するのも無理はなかったのかもしれません。
ある日、サワ(安藤サクラ)が帰ると、二階の窓からポンポンと本が捨てられています。

驚いて駆け上がってみるとそこには本を投げ捨てるタケシ(柄本明)と、そんな父親の側で頭を抱えるマコトがいました。

酒に酔い暴れまわるタケシ(柄本明)は、一升瓶片手に無理やりマコトに呑ませたかと思うと、急にハサミを持って彼に組み付きます。
抵抗するマコトを押さえ込んで、髪の毛を好き放題に切り始めたタケシ(柄本明)。

尋常ではない状況にサワ(安藤サクラ)もまたタケシ(柄本明)に組み付いてマコトを助けようとしますが、簡単に跳ね除けられてしまいます。

それでもサワ(安藤サクラ)はタケシ(柄本明)に挑み、彼を後ろから殴り飛ばすことでマコトを救ったのでした。


本でボコボコとタケシ(柄本明)を殴りつけ、飛び出していったマコトの後を追ったサワ(安藤サクラ)は、そこで彼らに隠された秘密を知ったのです。

マコトは実は女の子でした。
逃げ出したマコトを捕まえたサワ(安藤サクラ)の前で、彼女の足を血が伝い降りたのです。

ホテルで買った下着に着替え、サワ(安藤サクラ)に頭を整えて貰っているマコトは昔の事を思い出しています。

まだ祖父が元気だった頃、酌をさせられていた母親、白かったワンピースを真っ赤に染めた母親、そして長かったマコトの髪の毛をバリカンで刈っていった母親・・・。

坊主頭になったマコトにサワ(安藤サクラ)は、車のトランクからあの赤いワンピース出してきて手渡します。
それに顔をうずめて膝をついたマコト。

そんな彼女を見ていたサワ(安藤サクラ)ですが、トランクには石黒(坂田利夫)からの贈り物も積まれていました。

サワ(安藤サクラ)の分、と書かれた封筒には100万円が・・・。
二人は声の限りに泣き叫んで感情を爆発させるのでした。

一度家に帰ったマコトですが、ワンピースに着替えるとサワ(安藤サクラ)と二人少ない荷物を持ってタケシ(柄本明)の元を去ります。

父はそんな娘の頭をそっと撫でて、何も言わずにサヨナラしたのでした。

二人を乗せた車が、高知の自然に溶け込むようにして進むさまを映し出してこの物語は終わります。

「0.5ミリ」見所ポイント!

「0.5ミリ」見所

決して美人女優とジャンルされる顔立ちではないのに、随所に可愛さや美しさが見られた安藤サクラさん。
これが彼女の魅力の一つなのでしょう。

この彼女のポテンシャルを何如なく発揮させたのは、幼い頃からずっと側にいた姉が監督したからということもあったのでしょうか?

独特な佇まいなのに美しくも醜くも見える女優。
若かりし頃の桃井かおりさんなどもこんな感じだったのかもしれないな、と一人の女優を見る作品としては秀作だったと思います。

しかし如何せん長い!
三時間を超える作品にしては波があまりにもないので、ちょっと疲れる、というのも本音だったり・・・。

監督の伝えたかったことは、孤独なのか。それとも戦争の記憶なのか、はたまた家庭の抱える闇なのか・・・

なんだかいろいろ詰め込まれた作品で、終盤のサワがケーキを買ってきたシーンなど伏線が沢山あるようにも感じます。

個人的には、義父である柄本明さんと安藤サクラさんが絡む作品が、ここまでじっくりと生々しさを追った作品だったことが興味深かったです。

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