「世界で一番いとしい君へ」ネタバレ!あらすじや最後ラスト結末は?

映画「世界で一番いとしい君へ」は、イ・ジェヨン監督、カン・ドンウォン主演、2014年の韓国映画です。
原作は韓国の人気作家キム・エランの「どきどき僕の人生」です。

そんな、映画「世界で一番いとしい君へ」のネタバレ、あらすじや最後ラスト、結末、見所について紹介します。

■ スタッフ
監督: イ・ジェヨン
脚本: チェ・ミンソク、イ・ジェヨン、オ・ヒョジン
撮影: イ・ジェヒョク
音楽: チェン・ジェヒョン

■ 主要キャスト
デス:カン・ドンウォン
ミラ:ソン・ヘギョ
アルム:チョ・ソンモク

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「世界で一番いとしい君へ」あらすじ

「世界で一番いとしい君へ」あらすじ

テコンドー選手として才能ある高校生ハン・デス(カン・ドンウォン)と、アイドルを夢見る女子高生チェ・ミラ(ソン・ヘギョ)は、ある夏森の中で恋に落ち、やがて命を授かります。

17歳と言う若さで父と母になった二人。
そんな彼らの元に生まれてきたアルム(チョ・ソンモク)は、16歳という年齢に対し身体年齢が80歳と言う早老症を抱えていました。

親の反対を押し切り産んだ子が、自分より早く死に近付いて行く…
一緒に過ごせた時間は短いけれど、そこには愛に満ちた人生がありました。

「世界で一番いとしい君へ」ネタバレ、最後のラスト結末は?

「世界で一番いとしい君へ」ネタバレ、最後のラスト結末は?

アルム(チョ・ソンモク)たち家族を追ったドキュメンタリーが放送された事で、彼らの元に多くの寄付金が寄せられます。

それはタクシー運転手の傍ら様々な仕事を兼任してきた父ハン・デス(カン・ドンウォン)や工場で働く母チェ・ミラ(ソン・ヘギョ)にとってとても有難く、これで息子に入院治療を受けさせられる目途が立ったと喜んでいました。

アルム(チョ・ソンモク)はコッソリ父と母の物語を書いています。
両親から聞いた二人の若かりし日を描いたその物語は、将来は小説家になりたいアルム(チョ・ソンモク)にとっての処女作です。

父(カン・ドンウォン)の運転するタクシーに乗って一日街を駆け回り、仕事帰りの母(ソン・ヘギョ)を迎えに行った帰り道、漢江の河川敷でちょっとした食事をするのが唯一の贅沢であるこの家族。

テレビに出た事で、応援してくれる人にも恵まれた反面、好奇の目で見られることも増えたアルム(チョ・ソンモク)は、同じ年頃の高校生の集団に絡まれてしまいます。

口々に酷い言葉を投げつけ嘲笑してくる集団に一言も返せずにいる所へ、父(カン・ドンウォン)がやってきました。
かつてテコンドー選手として活躍した父(カン・ドンウォン)にあの頃のような俊敏な動きはありませんでしたが、アルム(チョ・ソンモク)の目に映るのは、華麗な足さばきで集団を蹴散らす姿なのでありました。


そんなある日アルム(チョ・ソンモク)のパソコンに一通のメールが届きます。
イ・ソハと名乗る少女からのメールには、よく送られてくるような悪意は全く感じられません。
それでもなんと返信したらいいか迷うアルム(チョ・ソンモク)は、友人でもある隣の家のおじさんチャン(ペク・イルソプ)に相談します。

返事を出すべき!そう主張するチャンおじさん(ペク・イルソプ)に背を押される形でメールを書いたアルム(チョ・ソンモク)。
初めての経験にドキドキが止まりません。

こうして始まった少女とアルム(チョ・ソンモク)の関係は、彼にとって初めての感情を生みました。
アルム(チョ・ソンモク)と同じように想い病を抱える少女となら、将来の夢を語り合ったり、お互いを励まし合う関係が出来たからです。

しかしアルム(チョ・ソンモク)の病状はその進行を緩めてはくれません。
入院前夜。眠れぬまま自室を抜け出したアルム(チョ・ソンモク)は、両親の部屋の前で足を止めます。

息子の病気について自分を責める母(ソン・ヘギョ)は、アルム(チョ・ソンモク)がおなかにいた時、どうか生まれてこないでと祈りながら走った事がある、と告白するのです。
勿論そのせいで彼が病気を患って生まれてきたわけではありませんが、その告白は重くアルム(チョ・ソンモク)の胸に残るのでした。


入院生活が始まってすぐ、テレビ局からドキュメンタリーの第二弾の放送を持ちかけられます。
テレビ放送されたおかげで、中には一人で1000ウォンもの大金を振り込んでくれた方もいたりと多額の寄付金も集まった事だし、もうこれ以上は…と渋る母(ソン・ヘギョ)ですが、アルム(チョ・ソンモク)はこれ以上両親に苦労を掛けたくない、と言う思いで撮影に参加します。

毎週水曜日、と決めて始まった撮影の日、アルム(チョ・ソンモク)はテレビ局のスタッフが繋いでくれたおかげで友達が出来たと感謝の言葉を伝えます。

しかし撮影対象者の個人アドレスを教えた事など記憶にないプロデューサーは首をひねるのでした。

ところがその後、少女からのメールが一切返って来なくなってしまいます。
毎日のようにパソコンを覗き落胆するアルム(チョ・ソンモク)。

しかしそんな彼を更にがっかりさせる事実が知らされます。
イ・ソハと言う少女は実在せず、脚本家の卵が身分を詐称して送っていたメールだというのです。
隠れて母親に報告するプロデューサーのその言葉を聞いてしまったアルム(チョ・ソンモク)は、これまでになく自暴自棄になってしまいます。

食事すら拒否する息子を見て、事実を知らされた父(カン・ドンウォン)は相手の男の家に乗り込みます。

怒りに任せ脚本家の卵を殴り飛ばし、お前なんかより息子の方が文才がある!!と彼が諳んじて見せたのは、アルム(チョ・ソンモク)が書いてくれた父を題材にした詩でした。

その詩を諳んじながら、子供が出来て喧嘩別れして以来一度も帰った事のない実家を思い返した父(カン・ドンウォン)。

実家に一人残る父(キム・ガプス)の元に車を走らせます。
17年ぶりに帰ってきた息子(カン・ドンウォン)を、武骨ながらも優しく迎えた父(キム・ガプス)と部屋で向き合ったデス(カン・ドンウォン)は、あの大金を寄付してくれたのが父(キム・ガプス)であった事を知るのです。

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孫(チョ・ソンモク)の病気をテレビで知った父(キム・ガプス)はずっと自分の事を気にかけてくれていたと、その愛に気付いたデス(カン・ドンウォン)は、また帰ってくることを約束するのでした。

一時自暴自棄になったアルム(チョ・ソンモク)ですが、病状が進むにつれ、弱々しいながらも優しい素直な少年へと落ち着きを取り戻します。

ある日アルム(チョ・ソンモク)は、以前のようにタクシーに乗せて欲しいと父(カン・ドンウォン)にお願いをします。
初めこそ渋る父(カン・ドンウォン)ですが、結局2人は夜の町へ出かけていくのです。

冬空の下、芝生に寝転がって星空を眺める親子。
穏やかな会話を交わしながらの優しい時間でしたが、それがアルム(チョ・ソンモク)にとって最後に見た景色になってしまいました。


とうとう視力を失ってしまったアルム(チョ・ソンモク)は父(カン・ドンウォン)に、自分のパソコンに残っているある物語を印刷してきてほしいと頼みます。
絶対に読まないでと伝え、印刷された書類を受け取ったアルム(チョ・ソンモク)の余命はもう残りわずか…。

17歳の誕生日を目前にしたアルム(チョ・ソンモク)の願いは、除夜の鐘を家族三人で聞きに行く事。
病状を考えればまったく許可の出せない願いでしたが、医師を説得したのは父(カン・ドンウォン)でした。


大晦日の日。
除夜の鐘を聞きに行く加速の車は渋滞に巻き込まれています。
母親(ソン・ヘギョ)の膝に横たわったアルム(チョ・ソンモク)は、印刷して貰った物語を呼んでくれるよう頼みます。

若かったころの自分たちがモデルの物語を微笑ましく朗読する母(ソン・ヘギョ)の優しい声を聞きながら、お腹の中にいる新しい命にも言葉をかけるアルム(チョ・ソンモク)。

隠していた妊娠を息子が知っていたことに驚く両親でしたが、アルム(チョ・ソンモク)は穏やかな表情でまだ見ぬ兄弟に話しかけ、やがてそのまま息を引き取ったのでした。

「世界で一番いとしい君へ」見所ポイント!

「世界で一番いとしい君へ」見所ポイント!

重い病・若くしての死・家族の物語、と来ると涙涙の物語であることが強調されがちですが、この作品はそういった湿っぽさはあまり感じさせません。

それは若くして親になった二人カン・ドンウォンとソン・ヘギョの高校時代の描写や、聡明ではあるものの少年らしさを残す息子チョ・ソンモクのカラリと明るい家族愛に満ちているからだと思います。

ソン・ヘギョさんは高校時代を演じる時には本当に瑞々しい若さに溢れ、母親になってからは家庭を切り盛りする肝っ玉母ちゃんぷりへの変貌ぶりがとても素敵でした。


そしてカン・ドンウォンさん。
最近では悪役を演じた【群盗】や諜報員を演じた【義兄弟】など重たい映画への出演が続いていただけに、【彼女を信じないでください】と並ぶくらいのコメディ要素の強いキャラクターがとても微笑ましかったです。

また個人的には、主人公アルムの友人的立場で登場するチャンおじさんがすごく好きでした。

子供として扱っていいのか年寄りとして扱っていいのか、その時々で臨機応変に変えるその態度は、傍から見ると障害や病を持った人への配慮に欠ける言動に思えるかもしれませんが、その姿こそが普通の友達として付き合っているように見え、2人の関係性が凄く素敵でした。


アルム役のチョ・ソンモク君はこの作品が大作デビューになるようですが、16歳の少年を演じた当時彼は13歳だったんだそうです。

毎回5時間にも及ぶ特殊メイクを施し、髪の脱色の痛みに耐えながらの役作りで、人生を達観したかのようなアルム像を作り出した事を思うと、その覚悟も含め役者としてのこれからが楽しみですね。

個人差はあると思いますが、これは滂沱の涙が流れる作品ではなく、自分でも意識しない自然な涙に包まれる物語です。

出来れば『涙活』目的でご覧になるのではなく、1つの家族の物語を覗かせてもらうぐらいの気持ちで鑑賞される事をおススメしたいです。

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