スポットライト 世紀のスクープのネタバレ!あらすじ最後のラスト結末!

映画「スポットライト 世紀のスクープ」は、マーク・ラファロ主演、トム・マッカーシー監督の2015年のアメリカ映画です。
第88回アカデミー賞では作品賞、脚本賞を受賞しました。

そんな、映画「スポットライト 世紀のスクープ」のネタバレ、あらすじや最後ラスト、結末、見所について紹介します。

■ スタッフ
監督: トム・マッカーシー
製作総指揮:ジェフ・スコール、ジョナサン・キング他
脚本: ジョシュ・シンガー、トム・マッカーシー
撮影: マサノブ・タカヤナギ
音楽: ハワード・ショア

■ 主要キャスト
マイク・レゼンデス:マーク・ラファロ
ウォルター・“ロビー”・ロビンソン:マイケル・キートン
サーシャ・ファイファー:レイチェル・マクアダムス
マーティ・バロン:リーヴ・シュレイバー
ベン・ブラッドリー・Jr.:ジョン・スラッテリー
マット・キャロル:ブライアン・ダーシー・ジェームズ
エリック・マクリーシュ:ビリー・クラダップ
ミッチェル・ギャラベディアン:スタンリー・トゥッチ
ジム・サリヴァン:ジェイミー・シェリダン
アイリーン・マクナマラ:モーリーン・キーラー
ピーター・コンリー:ポール・ギルフォイル
ロウ枢機卿:レン・キャリオー
フィル・サヴィアーノ:ニール・ハフ

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「スポットライト 世紀のスクープ」あらすじ

「スポットライト 世紀のスクープ」あらすじ

地方の小さな新聞社[ボストン・グローブ]が掴んだのは、神父による子供たちへの性的虐待事件。
それも一人や二人といった数ではありません。

想像を絶する数の子供たちが被害に遭っている―――
この事実を知った彼らは、証拠集めに奔走します。

ありとあらゆる権限を使って隠蔽工作に走る教会に対し、彼らの武器はその取材力とペンだけ・・・。
事実をもとにした痛ましい事件の真相が今、暴かれます。

「スポットライト 世紀のスクープ」ネタバレ、最後のラスト結末は?

「スポットライト 世紀のスクープ」ネタバレ、最後のラスト結末

地方紙[ボストン・グローブ]の新局長・マーティ・バロン(リーヴ・シュレイバー)が赴任してきます。
物静かでありながらやり手の彼は、マンネリ気味の新聞に新しい風を吹き込もうと改革を練っていました。

曰く、もっと読みたくなる新聞にするべきだ、と―――。

彼が指令を下したのは[スポットライト]担当のロビー(マイケル・キートン)。

バロン(リーヴ・シュレイバー)は神父・ゲーガンが30年もの長きに渡って児童虐待をしていた、というコラムの続きが気になっていたのです。

80人もの子供達を虐待したにもかかわらず、この問題を取り上げたのが半年に二回だけとはどういう事なんだ?と訝しむバロン(リーヴ・シュレイバー)ですが、編集者たちは教会を訴えることに前向きではありません。

この街に根付いている教会の力をよく知っているからです。

しかしバロン(リーヴ・シュレイバー)はゲーガン事件の情報公開を求め、とある弁護士を探し出してきました。

枢機卿を訴えたという弁護士のミッチェル・ガラベディアン(スタンリー・トゥッチ)を取材して記事の方向性を決める役割はマイク(マーク・ラファロ)が請負います。

デスクのロビー(マイケル・キートン)もゲーガン事件を追う方針を固め、新聞社が教会の悪事を暴くための準備が始まりました。


相当な変わり者だと噂されるガラベディアン(スタンリー・トゥッチ)に、彼の起こした訴訟について詳しく聞きたい、と来訪の目的を伝えたマイク(マーク・ラファロ)。

しかしガラベディアン(スタンリー・トゥッチ)は頑なです。
教会に監視され、隙あらば弁護士資格を剥奪されそうな状況だという彼は話をすることを拒否するのでした。

それでもマイク(マーク・ラファロ)は諦めません。
自分のところで記事になれば多くの人の目に触れる、と食い下がり、被害者にも話を聞きたいと粘ります。

するとガラベディアン(スタンリー・トゥッチ)は、明日電話を・・・とマイク(マーク・ラファロ)に少し譲歩してくれたのでした。


[スポットライト]では、聖職者虐待被害者の会・SNAPのメンバー、サヴィアノ(ニール・ハフ)を調査することにします。

これまで上層部から信ぴょう性がない、と軽く扱われていたサヴィアノ(ニール・ハフ)ですが、彼からの証言でこの問題の舵取りが見えてきました。

神父は男でも女でも子供であれば誰でも餌食にする、と語るサヴィアノ(ニール・ハフ)。
彼自身も11歳当時神父による虐待経験を持っています。

サヴィアノ(ニール・ハフ)曰く、教会は貧しい家の子にとって重要な存在だとのこと。

貧しく親からの愛情にも飢えている子供たちにとって、神父から声をかけられるというのは有頂天になるほど嬉しい出来事なのです。
だからこそ徐々に度を越していく神父の態度に従ってしまう子供達・・・。

彼らにとって神父は神様と同じ存在なのです。

これは肉体だけでなく精神をも殺してしまう虐待なのだ、というサヴィアノ(ニール・ハフ)は、虐待された事で信仰まで失ってしまった子供たちの末路を憂いています。

大人になっても心の傷から立ち直れない被害者たちは、ドラッグや自殺の道を辿ることが多い・・・そう話すサヴィアノ(ニール・ハフ)は次々と事件の資料を出してきました。

彼は五年前にも声をあげ、資料を新聞社に送っていたにもかかわらず、記事になったのは小さなコラムが二本だけ・・・。

ボストンだけで性的虐待神父が13人もいるという事は、これはもう地方都市だけの問題ではなくバチカンを主軸にした世界中に被害者がいる事件なんだ、と憤りをぶつけ激高するサヴィアノ(ニール。・ハフ)。

その彼の叫びには虚偽は全く感じられず、真実を聞いた記者たちはこの証言をもとにして再び精力的に動き始めるのでした。

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ここから被害者へのインタビューを何件も重ねていきます。
マイク(マーク・レファロ)が訪ねたのはガラベディアン(スタンリー・トゥッチ)から紹介された被害者です。

今では家族を持ち過去を隠している被害者は、統合失調症の母親と死んでしまったろくでもない父親を家族に持つ少年でした。

そんな劣悪環境で生活していた彼のもとへ、父親が死んだと聞きつけたゲーガン神父が訪れたというのです。
以後、何度も繰り返された虐待・・・。

彼は、大人になった今でもその腕には注射跡が残るような生活をしているようでした。


サーシャ(レイチェル・マクアダムス)もまた被害者・ジョー(マイケル・シリル・クレイトン)に会いに行っています。

小太りで柔らかい雰囲気のジョー(マイケル・シリル・クレイトン)ですが、彼の幼少期もまた貧しいものでした。

家庭に問題のある子供たちを集めた集会に行った時出会ったのがシャンリー神父です。
彼は自分がされた虐待について、被害者仲間と共に弁護士へ依頼しようとしたことがありました。

しかしその時の弁護士からは、手続きが複雑すぎる上に賠償金も少ないよ、と暗に訴えを退けられていたのです。
その弁護士はマクリーシュ(ビリー・クラダップ)・・・。

教会と被害者との間に立ち、事件を示談にさせてきた彼は、その示談金の3分の1を受け取っていました。

この裏取引で秘密保持契約をマクリーシュ(ビリー・クラダップ)が結ばされてきたため、どれほどの虐待事件が闇に葬られていったか・・・。

だからこそガラベディアン(スタンリー・トゥッチ)は事件を広告替わりにして裁判を起こしたんだ・・・そう気付いた記者たちは、事件の解明へと更に邁進するのでした。


マイク(マーク・レファロ)は自宅で、サイプという人物からの電話を受けます。
教会の精神療養所で働いていたという彼は、その後の30年をかけて性的虐待の神父と被害者の研究を続けてきました。

悪い神父は数人だと言いたい教会に反し、問題はずっと大きい、と話すサイプ。
彼には、過去この事件を公表した際すべてを教会によって潰された過去を持っています。

そして、サヴィアノ(ニール・ハフ)やガラベディアン(スタンリー・トゥッチ)もまた自分と同じように名誉を傷つけられていると言うのです。

教会側は彼らのよくない噂を流すことで、信用に足らぬ人物だと世間に印象付けてまで、自分たちの罪を隠そうとしたのでした。


マイク(マーク・ラファロ)達は大教区年鑑で各神父の教区履歴を調べ始めました。

その中で何人かの神父の履歴に、病気療養、という期間があることに気付いた彼らはすべての年間を調べなおすことで、神父たちの洗い出しに取り掛かります。

そうしてまとめ上げた資料によれば隠語によって示された虐待神父たちは13人もいることがわかりました。
しかしそれを聞いたサイプは言うのです。

その数は少なすぎる、と。
彼の研究によれば神父全体の6%が小児愛者だとのこと。

そうするとボストンだけで90人・・・?
その言葉をサイプは自分の調査結果とだいたい一致すると同意を示したのでした。


ロビー(マイケル・キートン)は事件の闇の深さに触れるにつれ、更なる調査を指示します。
隠語が書かれている神父を全て拾い上げていく事にしたのです。

その結果集まった名前は全部で87人。
ロビー(マイケル・キートン)はその結果を携え、マクリーシュ(ビリー・クラダップ)の元へ向かいました。

調べ上げた87人の神父名を抱えて、何人示談にしたのか?と詰め寄るロビー(マイケル・キートン)。

彼は虐待で儲ける弁護士で記事を書いてもいいんだ、と限界に脅しながら被害者と神父の名前を教えるようマクリーシュ(ビリー・クラダップ)を追い詰めたのでした。

するとマクリーシュ(ビリー・クラダップ)が意外なことを言いだしました。
神父の名前については何年も前にリストを送ったというのです。

ボストンだけで20人の神父リストを送ったという彼は、しかしそれは黙殺された、会社を調べてみろ、と言いおいて去っていくのでした。


その後マクリーシュ(ビリー・クラダップ)は、彼が示談にした45人の神父名を書いたリストを送ってきます。

それを元にこれからの方針を会議するロビー(マイケル・キートン)やバロン(リーヴ・シュレイバー)。

数多くの神父名が集まったものの、それをそのまま掲示しても以前と同じく騒がれて終わるだけだ、というバロン(リーヴ・シュライバー)は、これからの焦点は個人名ではなく教会そのものに絞ろう、と路線を示します。

教会の隠蔽システムを暴かないことには問題は結局流されて終わると考えているのです。

彼らは着実に証拠を集め続けています。
マイク(マーク・ラファロ)はガラベディアン(スタンリー・トゥッチ)の訴訟でゲーガン事件の証拠文書が公開されることを知りました。

これを見ればマイク(マーク・レファロ)たちにとって必要な資料がすべて揃うことになります。。
徐々にではあれますが、教会の暗部を公開するための準備が整いつつある中、あの事件が起こりました・・・。

アメリカ最大のテロ被害としても有名なツインタワー崩壊です。
思いもよらぬ攻撃に荒れ、嘆き悲しむアメリカ国民たち・・・。

未曾有の被害に人々は教会に救いを求めます。
テレビでは枢機卿が悔みの言葉を語り、新聞社でも他の問題を差し置いてこの事件に全員が取り掛かるよう指令が出てしまったのです。

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こうなってしまうと虐待事件はあとに回されてしまいます。

しかし長い間苦しみ続けてきたサヴィアノ(ニール・ハフ)は早く記事にして教会の悪事を世間に広めて欲しいのです。

多くの被害者に苦しい記憶を掘り起こさせた挙句、いつまで待てばいいのかと憤るサヴィアノ(ニール・ハフ)。

そんな彼をサーシャ(レイチェル・マクアダムス)は根気強く説得します。
我々は何も諦めていない、と―――。


記事に出来ない日々が続く中、ガラベディアン(スタンリー・トゥッチ)は裁判に証拠の文書を提出します。
これにより文書は誰にでも閲覧可能な状態に・・・。

大急ぎで記録保管所に駆け込んだマイク(マーク・レファロ)を判事は、この文書を公開した事の責任は誰が取るのか?と暗に脅してきました。

しかしそんな判事に向かいマイク(マーク・レファロ)は、では公開しなかった時の責任は誰が取るのか?と静かに返すのでした。


こうした苦労の末手に入れた文書から、枢機卿は真実を何年も前から知っていたという証拠が出てきます。
息子を7人も強姦された親から枢機卿に宛てた手紙が出てきたのです。

枢機卿はこの訴えを無視しましたが、しかし司教補が返事を書いていました。

思いがけず重要な証拠を得たマイク(マーク・ラファロ)達ですが、ロビー(マイケル・キーン)はまだこの手紙を上層部には上げないと言い出しました。

他にも90人近くの神父たちの蛮行が証明されていないから、と彼は言いますが、このままでは他紙にスクープを抜かれるか、もしくは教会に夜隠蔽でまた隠されてしまうことを懸念するマイク(マーク・ラファロ)は抗議します。

それでもロビー(マイケル・キーン)は、この問題は一人の神父が目的ではなく教会全体を問題視させなければ再発は防げないと言うのでした。


ロビー(マイケル・キーン)は様々な人々からの脅しにも屈せず、教会の闇を明るみにするための努力を重ねていました。

顔なじみの友人が、教会は必要だと、少しの悪のために大きな善を蔑ろにはできない、と囁く言葉にも負けず彼は彼なりの信念を押し通そうとするのです。

虐待をしていたのは数十人の神父かもしれない。
しかしそれを知っていてなお見過ごしていた教会にも大きな責任がある・・・。

これを白日の下に晒すため、彼は資料の証拠がために奔走するのです。


クリスマスの日。
ロビー(マイケル・キーン)は友人の弁護士宅を訪ねました。

彼に虐待神父のリストを差し出し、この資料についての教会からの確認が欲しいと伝えたのです。

彼の信念は通じました。
初めこそ追い返そうとした友人でしたが、最後にはリストに大きく丸を書いて個人名の確認をしてくれたのでした。

事件記事が掲載された日曜日。
編集部の電話はひっきりなしに鳴り続けています。

この事件は多くの人々に驚きを与え、また被害者に声を上げる勇気をも届けたのです。

物語は鳴り止まない電話の音をバックに、この記事のあと虐待が判明した都市のテロップが画面を覆い尽くして終わります。

「スポットライト 世紀のスクープ」見所ポイント!

「スポットライト 世紀のスクープ」見所

結局、加害者である虐待神父たちもかつては被害者だったのかな、と色々考えさせられる内容でした。
神の権威や救いの象徴としての存在を守るため、神父たちの罪を隠蔽してしまった教会。
それがかえって悪循環を産み多くの被害者を生み出したのだろうなあと思います。


性的虐待・小児性愛者を題材にした作品は韓国映画の【トガニ】も実際の事件を元にして作られていますが、この両者は描き方が大きく違っています。

【トガニ】は被害者に寄り添って戦った大人や、被害者自身である子供たちに焦点を当てているため物語の起伏が大きく、見るのも辛い場面が続きます。

その分目が痛くなるほど涙が出てしまう作品ですが、この【スポットライト】はあくまで客観的視線を持たねばならない記者が主軸なため、そこまで大きな流れの動きはありません。

だからなのか、涙する、というよりも淡々と事実を聞かされている気分になりますが、加害者は虐待した者だけではない、その虐待事件に何度もチャンスがありながら興味を持たなかったメディアもまた被害者を増やしてしまった要因なのでは?という、耳が痛くなるような指摘がちゃんとされた作品でした。


虐待は決して対岸の火事ではありません。
自分自身にもその芽はあるのかもしれないし、近所でだって何が行われているか分からないのです。

だからこそ、子供達を守るためには様々なことにアンテナを張っておくべきなのでは?ということまで考えさせられました。

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