「ボクは坊さん。」ネタバレ!あらすじや最後ラスト結末は?見所も!

映画「ボクは坊さん。」は、伊藤淳史主演、真壁幸紀監督の2015年の日本映画です。
原作は白川密成の随筆小説です。

そんな、映画「ボクは坊さん。」のネタバレ、あらすじや最後ラスト、結末、見所について紹介します。

■ スタッフ
監督: 真壁幸紀
脚本: 平田研也
製作:映画「ボクは坊さん。」製作委員会
撮影: 柴崎幸三
音楽: 平井真美子

■ 主要キャスト
白方 進:伊藤淳史
越智 京子:山本美月
桧垣 真治:溝端淳平
栗本 広太:濱田岳
白方 真智子:松田美由紀
新居田 明:イッセー尾形
峰岸 孝典:渡辺大知
白方 宣子:松金よね子
白方 瑞円:品川徹
白方 一郎:有薗芳記
正岡 龍仁:駒木根隆介
品部 武志:遠藤雄弥

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「ボクは坊さん。」あらすじ

「ボクは坊さん。」あらすじ

四国八十八ヶ所霊場を抱える四国。
白方進(伊藤淳史)の実家は、第五十七番札所として歴史を紡いできた永福寺というお寺です。

しかし進(伊藤淳史)は、高野山大学に進学し阿闍梨という位は得たものの僧侶とはならず、書店員として就職していました。

お寺は檀家さんからも慕われている祖父・瑞円(品川徹)が長く守っています。
ところがその瑞円(品川徹)が倒れてしまい・・・。

果たして進(伊藤淳史)の進む道は―――?

「ボクは坊さん。」のネタバレ、最後のラスト結末は?

「ボクは坊さん。」のネタバレ、最後のラスト結末

高野山大学を出たからといって、全ての卒業生が僧侶になるとは限りません。

進(伊藤淳史)の学友・峯岸孝典(渡辺大知)は実家の寺に入りましたが、もう一人の友人・栗本広太(濱田岳)は一般企業に就職しています。

進(伊藤淳史)にとって彼は、数少ない就職仲間でもありました。

しかしそんな生活も瑞円(品川徹)の病により一変します。
癌を患い先が長くないと宣告された祖父を前に、進(伊藤淳史)は自分が寺を継いで行く決意を固めたのです。

頭を丸め、役所に改名に向かった進(伊藤淳史)。

彼の新しい名前は光円。

僧名を授けてくれたのは瑞円(品川徹)。
進(伊藤淳史)の大学進学時に付けてくれたこの名前に改名した事を報告すると、瑞円(品川徹)は目を潤ませ、安心したように永い眠りについたのでした。 
 

こうして新たな住職となった光円(伊藤淳史)の初めての仕事は、瑞円(品川徹)の葬儀です。

多くの弔問客の囲まれながら滞りなく大役を果たした光円(伊藤淳史)でしたが、住職となって初めて知ることに追われるようにして毎日が過ぎていきます。

寺向けに発売されている商品カタログがあったり、初めて持つ数珠が40万円もしたり・・・。
住職として歴史あるお寺を背負う光円(伊藤淳史)は玄関先にシロクマの置物を買ってみたり試行錯誤していますが、そんな彼の姿に首を傾げている人がいました。

檀家衆の長老と呼ばれる新居田(イッセー尾形)です。

彼は瑞円(品川徹)存命時より、進(伊藤淳史)の僧侶姿が想像できない、と零していた人物です。


新しい住職に対して構える気持ちでいるのは他の檀家衆も同じこと。

葬儀後初めて開かれた総代会で、光円(伊藤淳史)はタッシンという言葉を初めて聞きます。

噠噺(タッシン)とはお布施のことで、瑞円(品川徹)の葬儀にて読経してくれた他のお寺の住職への噠噺を渡すタイミングが悪かった、と小言のように言われてしまったのです。

落ち込む光円(伊藤淳史)。
そこへ幼馴染の京子(山本美月)がやってきました。

話したいことがある、という彼女と一緒に夜になって向かったのはもう一人の幼馴染・真治(溝端淳平)が働くバーです。

そこで京子(山本美月)が話したかったのは、自身の結婚についてでした。
お寺って結婚式も出来るんよね?
嬉しそうに話す彼女の言葉に、少し複雑そうな表情ながら頷く光円(伊藤淳史)。

幼い頃から寺に親しんできた京子(山本美月)は、自分の結婚式がそこで出来ることが本当に嬉しいようです。

当日はお天気にも恵まれ、光円(伊藤淳史)のしきりにより、無事彼女の結婚式は執り行われたのでした。

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こうして少しずつ住職としての経験値を積んでいく光円(伊藤淳史)のもとに、孝典(渡辺大知)から連絡が入ります。

広太(濱田岳)が会社を辞めて引きこもりになっているというのです。

光円(伊藤淳史)と同じように一般企業に就職したものの、馴染めないまま退職してしまっていた広太(濱田岳)。

電話にも出ない彼を心配したふたりは、すぐさま広太(濱田岳)の自宅に向かいます。
しかし無気力状態の広太(濱田岳)は、二人の呼びかけにも答えずただ膝を抱えて部屋に座っているのです。

広太(濱田岳)に会えないまま夜になり、二人は学生時代の行きつけだった居酒屋へ。

広太(濱田岳)は道に迷ってる、としながらも、そんな彼の態度に甘さを感じている光円(伊藤淳史)。

学んだ密教は生命力そのものだ!!

その思いに突き動かされたこの酔っぱらい二人は、タクシーに乗って再び広太の家へと向かったのです。

そうして正攻法では埒があかないと思ったのか、酔っ払っている状態でベランダをよじ登り始めた光円(伊藤淳史)。

突然打ち鳴らされた窓ガラスに慄きつつ、カーテンを開いた広太(濱田岳)が見たのは、満面の笑みで手を合わせている光円(伊藤淳史)の姿でした。


結局酔っ払いにより連れ出された広太(濱田岳)を含めた三人は、いざ高野山へ!

ベロベロに酔っ払った状態の光円(伊藤淳史)が途中で吐く、という醜態を晒しながら迎えた翌朝。

お山は神聖な空気に満ちています。
彼らが目を覚ましたのは思い出の居酒屋でした。

女将とその娘を夜中にたたき起こし、この店に泊めてもらっていたのです。
酔が抜けて正気に戻り小さくなる光円(伊藤淳史)。

頭を丸めていない人が一番まともだったね、との叱責を受けた後、三人は早朝の高野山へと・・・。

神聖な空気に包まれて、広太(濱田岳)の心にも変化が訪れたようです。

生きている実感を得た彼は、抜け殻のようだった姿とは全く違います。

三人は手を合わせて唱和するとそれぞれの生活へと帰っていったのでした。


光円(伊藤淳史)のお寺では、演仏堂と呼ばれる新しい建物が完成しました。
この建物については総代会でも檀家衆が口々に褒めそやします。

しかし新居田(イッセー尾形)だけは表情を緩めません。
新しい建物を建てたはいいが、その活用法は考えているのかと問うてくるのです。

場所を作ったからといって人が集まるのではない、人は人のもとに集まるのだから、と話す新居田(イッセー尾形)は、玄関のシロクマや演仏堂などといった物を揃えるのではなく自分の心を整えなさいと苦言を呈したのでした。


落ち込む光円(伊藤淳史)は、つい遊びに来ていた京子(山本美月)に愚痴を零してしまいます。

お寺のことを考えてやっているつもりでも新居田(イッセー尾形)には理解して貰えない・・・

そうぼやく彼に京子(山本美月)は、大きく膨らんだお腹を愛おしそうに撫でながら、大分お坊さんぽくなってきたよ、と声をかけます。

穏やかに微笑む彼女のお腹に手を当て胎動を感じた光円(伊藤淳史)は、その生命の力に元気を貰うのでした。


しかし、子供の誕生を楽しみにしていた京子(山本美月)を不幸が襲います。
産気づいて病院に向かう途中脳内出血を起こしてしまったのです。

子供は無事生まれ、カズヤと名付けられましたが、京子(山本美月)の意識は戻りません。

そのことに絶望した夫は子供を京子(山本美月)に押し付ける形で離婚してしまいました。

その事に憤った真治(溝端淳平)が夫の職場を尋ねるも、彼の決意は変わりません。

幸せな生活から一変、先の見えない暗闇に落とされたような彼を責めても、何が正解なのかは誰にも分からないのです。


光円(伊藤淳史)に出来ることはなんなのか・・・。
彼は読経し弘法大師に問いかけます。

自分に何ができるのか?と―――。
その言葉を聞いていた人がいました。
新居田(イッセー尾形)です。

二人は街が一望できる場所に並んで座り、語り合います。
ここで初めて新居田(イッセー尾形)と心を通わせる光円(伊藤淳史)。

周りの世界があってこそ自分がここにいる、そう考えれば大変なことも有り難い事のように思える、という瑞円(品川徹)の言葉を話してくれた新居田(イッセー尾形)は、彼なりに若き住職の苦悩を思いやってくれたのです。

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その夜。
光円(伊藤淳史)は一つの決断を下します。

京子(山本美月)の息子・カズヤをうちで預かるというのです。

母・真智子(松田美由紀)は戸惑いを隠せませんが、京子(山本美月)の意識が戻るまでカズヤを養育するという光円(伊藤淳史)の決意は硬いものがありました。

こうして永福寺に引き取られたカズヤ。

光円(伊藤淳史)が抱いた孫に会いに、京子(山本美月)の父親もやってくるようになりました。

妻を亡くして以来酒浸りだった父親ですが、日に日に大きくなるカズヤの成長に合わせるように自分を取り戻しつつあります。

そんな三人の姿を光円(伊藤淳史)企画の子供向け紙芝居を行っていた演仏堂から微笑ましく見ている新居田(イッセー尾形)。

側にいた真智子(松田美由紀)に弘法大師を絡めて話し始めたのでした。


相変わらず京子(山本美月)の目は覚めないものの、それでも穏やかに日々は流れていくかに思えました。

しかし光円(伊藤淳史)は真治(溝端淳平)から投げられた言葉によって体調を崩してしまいます。

今までと何も変わっていないと話す光円(伊藤淳史)に真治(溝端淳平)は、自分はそう思えない、と言うのです。

眠り続けていても体は母親になっている京子(山本美月)。

だから搾乳しないと衣服が汚れる事を知った真治(溝端淳平)には、その事実が辛すぎたのでした。


真治(溝端淳平)と別れ帰路についた光円(伊藤淳史)でしたが、徐々に息が荒くなり喘ぐようにして帰宅します。
そのまま玄関に倒れこんでしまった光円(伊藤淳史)。

病院の診断は過呼吸というものでしたが、しかし山門をくぐろうとすると再び呼吸が乱れてしまいます。

そんな時、寺に電話が・・・。

それは新居田(イッセー尾形)の死を知らせるものでした。

檀家の長老である新居田(イッセー尾形)の葬儀は、もちろん永福寺が執り行うべきこと。

けれど今は光円(伊藤淳史)が臥せっている状態ゆえに、他のお寺に頼るほかありません。

それでも真智子(松田美由紀)は、新居田(イッセー尾形)の言葉を伝えるべく光円(伊藤淳史)のもとに向かいます。

あの日、演仏堂で新居田(イッセー尾形)は言ってくれたのです。

自らの身をもって様々な事を成したお大師様と、光円(伊藤淳史)の行動力は似ているように感じる、と・・・。


仏の教えに体でぶつかっていく光円(伊藤淳史)は、このお寺にとってもふさわしいご住職なのかもしれない、と言って鷹揚に笑う新居田(イッセー尾形)。

ご長老はあなたを待っていると思いますよ。
そう声を掛けてくれた母に背を押されるようにして、光円(伊藤淳史)は袈裟を身につけ始めました。

新居田(イッセー尾形)の家に駆け込むと、友人である龍仁(駒木根隆介)が枕元に座りまさに今読経を始めようとしていたところです。

光円(伊藤淳史)の姿を認めた彼は、そっと立ち上がり席を譲ってその場を去ってくれました。

数珠を取り出し、新居田(イッセー尾形)に掛けられた白い布を取ると、静かにお経を上げ始めた光円(伊藤淳史)。

これからも僕たちの事を光のように照らして下さい。
そう伝えながら、新居田(イッセー尾形)を見送った光円(伊藤淳史)の心にもう迷いはなくなったのでした。


月日は流れ・・・。
カズヤはすくすくと成長し、いつも光円(伊藤淳史)が連れ歩くことで真治(溝端淳平)のバーも様変わりしています。

子連れのお客が増えたのです。
ぼやきつつまんざらでもなさそうな真治(溝端淳平)。

京子(山本美月)の父親もすっかりアルコールから遠ざかり、孫の成長を喜んでいます。

繰り返される毎日に特別なことはない。
それでも僕は、自分だから出来ることをここで探し続けていこう、と心に誓う光円(伊藤淳史)の、僧侶としての人生は始まったばかり。

京子(山本美月)の目が覚める日もそう遠くないのかもしれません―――。

「ボクは坊さん。」見所ポイント!

「ボクは坊さん。」見所

手帳としても大人気の「ほぼ日新聞」で約七年間連載されていた随筆を原作とした作品です。

ある程度原作に添いつつドラマ性を加えた今作で、静かに主人公を演じてらっしゃる伊藤淳史さん。

祖父を亡くした事で書店員から僧侶への道に進み、幼馴染が意識不明になるというドラマティカルな要素を淡々と牽引していく姿が印象的でした。

実際、四国八十八ヶ所、というのは物語の題材にしやすいんだろうと思います。
その中で、参拝者ではなく住職に着眼点を当てた今作は、また違った角度から見られて興味深い作品でした。


人生について考えさせられる、という程重たく迫ってくる物語ではありませんが、お時間のある時にゆっくりご覧になることをおすすめしたい一作です。

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