ダラス・バイヤーズクラブのネタバレ!あらすじ最後のラスト結末!

映画「ダラス・バイヤーズクラブ」は、マシュー・マコノヒー主演、ジャン=マルク・ヴァレ監督の2013年のアメリカ映画です。
1992年におこった実話が基になっています。

この映画で86回アカデミー賞の主演男優賞をマシュー・マコノヒーが、助演男優賞をジャレッド・レトが受賞しています。

そんな、映画「ダラス・バイヤーズクラブ」のネタバレ、あらすじや最後ラスト、結末、見所について紹介します。

■ スタッフ
監督: ジャン=マルク・ヴァレ
製作:ロビー・ブレナー、レイチェル・ウィンター
製作総指揮:デヴィッド・L・ブシェル、ニコラス・シャルティエ他
脚本: クレイグ・ボーテン、メリッサ・ウォーラック
撮影: イヴ・ベランジェ

■ 主要キャスト
ロン・ウッドルーフ:マシュー・マコノヒー
イヴ・サックス:ジェニファー・ガーナー
レイヨン:ジャレッド・レト
タッカー:スティーヴ・ザーン
デイヴィッド・ウェイン:ダラス・ロバーツ
リチャード・バークレー:マイケル・オニール
セヴァード:デニス・オヘア
ヴァス:グリフィン・ダン
フランシーヌ・サスキンド:ジェーン・マクニール
レイヨンの父:ジェームズ・デュモン
サニー:ブラッドフォード・コックス
T.J.:ケヴィン・ランキン
ラリー:ローレンス・ターナー
ネディ・ジェイ:アダム・ダン

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マシュー・マコノヒー

マシュー・マコノヒー

ロデオ場で賭け事をしたりSEX三昧の毎日を送るロン・ウッドルーフ(マシュー・マコノヒー)は、酒もクスリも何でもござれの爛れた生活を送っています。

彼の口から出るのは下卑た野次と他人をこき下ろすためだけの汚い言葉ばかり・・・。

ところがそんな彼を襲った病魔こそがHIV。
不治の病として世界中に広まり、同性愛者のあいだから発症例が多かったことから、多くの偏見に満ちた目で見られるあのエイズです。

自堕落なで気ままな生活を送っていたロン(マシュー・マコノヒー)ですが、これをきっかけに彼は国すら動かす大きな働きを担う人物へと変貌を遂げます。

これは、正義のヒーローでもなんでもない中年男が生きていく為の戦いの記録です。

「ダラス・バイヤーズクラブ」ネタバレ、最後のラスト結末は?

「ダラス・バイヤーズクラブ」ネタバレ、最後のラスト結末

ガリガリに痩せ細った身体に妙な咳き込み。
それらを放置したツケが余命30日でした。

医師から告げられた言葉を受け止めることが出来ないロン(マシュー・マコノヒー)。
自分は生粋のカウボーイだ!という事が唯一の誇りである彼にとって、エイズはホモと同異義語だからです。

病院での検査で、数値が異常に低く生きていることさえ驚きの状態と言われたロン(マシュー・マコノヒー)ですが、彼は帰宅後も生活を改めようとはしません。

酒とクスリとSEX。
それでも脳裏から離れないのは余命30日という医者からの通告です。

ロン(マシュー・マコノヒー)は友人に、エイズだと言われた、と告白しながら、絶対誰かの血と間違えてやがると笑い飛ばします。
こうすることでしか死の恐怖に立ち向かえなかったからです。


ところがその友人は、ロン(マシュー・マコノヒー)の告白を仲間内に話してしまいました。
彼らにとっても、エイズはホモとイコール・・・。

いつものように酒場に向かったロン(マシュー・マコノヒー)ですが、仲間からは罵倒を浴びせられ、それなのに彼の出血を恐れた仲間たちは殴り合いすらしようとしません。

あまりの態度に激怒するロン(マシュー・マコノヒー)ですが、やり場のない感情を抱えながら店をあとにするしかないのでした。

医者の言うことは絶対間違ってる、と図書館で片っ端からエイズに関する書物を読み漁ることで、ようやく自分がエイズであることを認めた彼は、再び病院を訪れます。


その頃には、肺からの出血・寒気・割れそうな頭痛と自覚症状も増えているロン(マシュー・マコノヒー)は前回の時に彼を診た女性医師・イヴ(ジェニファー・ガーナー)に向かい、ATZをくれ、と言い出しました。

それは彼が調べた資料に書かれていた薬で、エイズへの治療薬として開発されたもの。
しかしまだそれは臨床実験すら行われていない医薬品で、この病院にも製薬会社・アボネックスからの臨床実験への協力要請があったばかりです。

しかしイヴ(ジェニファー・ガーナー)は強引に事を進めようとするアボネックス社に不信感を持っていて・・・
それでも病院では臨床実験としてプラセボ(偽薬)実験を行う準備が行われています。

患者に投与することでプラセボを見つける検証実験ですが、参加できる患者は限られているため、横流しを願うロン(マシュー・マコノヒー)は薬を手に入れる事が出来ませんでした

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それでも生きるためにはAZTが必要だと考えた彼は、病院の清掃員に目をつけました。
彼に横流しを依頼したのです。

ところがこのルートも余命宣告から28日後、突如潰れてしまいます。
薬の管理が厳しくなった為、持ち出せなくなったというのです。

そのかわり彼はメキシコ人医師を紹介してくれました。

しかし馬鹿にされたと思い込み男に殴りかかるロン(マシュー・マコノヒー)。
軽く返り討ちにされ、次に目が覚めたのはイヴ(ジェニファー・ガーナー)が見守る病室でした。


そこで出会ったのがドラッグクイーンのレイヨン(ジャレッド・レト)です。
ATZの被験者だという彼。

仲間にも横流ししているというレイヨン(ジャレッド・レト)に、自分にも分けて欲しいと願い出るも、三等分はできないと簡単に断られてしまったロン(マシュー・マコノヒー)はふてくされて勝手に帰宅してしまいます。

しかし自宅には、ホモ野郎!との落書きがされていました。
激怒して荒れるロン(マシュー・マコノヒー)は、車に積んでいたショットガンで玄関を吹き飛ばし、室内のあちこちに隠していた現金と一枚の絵を持ち出して出て行くのでした。

銃を片手に自殺も考えた彼ですが、結局はメモでもらったメキシコ人医師を尋ねるしか延命の希望はありません。

訪れた場所はまるで野戦病院のように質素でしたが、医師の腕は確かでした。

医師免許を剥奪されてここを営業しているような医者ですが、彼はコカインもAZTも免疫機能を弱まらせるだけだといって、免疫回復のためのビタミン剤と亜鉛を出たのです。

AZTが効いていると思っていたロン(マシュー・マコノヒー)ですが、あれは製薬会社が儲かるだけで患者は疲弊する、と更にアロエと必須脂肪酸の摂取を告げるのでした。


三ヶ月後。
メキシコ人医師に診て貰った事でロン(マシュー・マコノヒー)は今も生きています。

アメリカでは未承認だが、AZTに似てはいても独性の低い薬とペプチドTというタンパク質、この処方の効き目は確かなもの。

ロン(マシュー・マコノヒー)はこれらの薬を詰めるだけ積んでアメリカへ向かいました。
彼は路上や同性愛者の集まる場所で薬を売り始めたのです。

しかしなかなかうまくいきません。
そんな時、現れたのがレイヨン(ジャレッド・レト)でした。

AZTの実験に参加していた彼は、数値が良くなったわけでもないのに途中で実験を終わらされてしまいます。

その事に異議を唱えたのは彼よりもむしろイブ(ジェニファー・ガーナー)でした。

レイヨン(ジャレッド・レト)の古くからの友人である彼女は、医師としての立場以上に彼の事を案じていたのです。

そんな状況で現れたレイヨン(ジャレッド・レト)に始めこそ嫌悪感丸出しで接していたロン(マシュー・マコノヒー)ですが、薬を飲んで調子がいいという彼と一緒にビジネスへと乗り出したのでした。


彼らは次々に薬を売っていきます。
あれほど毛嫌いしていた同性愛者のパーティーでも、楽しそうな人々を前に少し頬が緩むロン(マシュー・マコノヒー)。

そしていよいよ事務所を構え、弁護士を雇って会社経営に乗り出したのです。

モールの一室を借り切って始めたビジネス。
会員権を売って薬を配るシステムです。

月400ドルで好きな薬が貰えるというこの商売は、もともとNYで行われているのを参考にロン(マシュー・マコノヒー)が思いついたものでした。
会社名はそのまま「ダラス・バイヤーズクラブ」。

アボネックス社のAZTはエイズの治療薬として承認され、1年で10,000ドルという史上最高値の薬となり、会社の株価は12%も伸びました。

その頃ロン(マシュー・マコノヒー)の会社にも、少しずつ客が増えてきて商売は順調に軌道に乗り始めています。

そして、ロン(マシュー・マコノヒー)の会社には患者が列を成してやって来るようになりました。

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ロン(マシュー・マコノヒー)は更なる効果実例のある薬を手に入れるべく日本に行くことを決めます。

彼自身、加工食品さえ摂らない生活をして健康に気をつけているのです。
しかしレイヨン(ジャレッド・レト)はクスリを断ち切れずにいて・・・。

そんな彼を心配し叱責しながらも、日本に向かった彼は、四苦八苦しながらも買い揃えて帰ったのでした。

しかし、帰りの飛行機を降りた途端、胸を抑えて倒れてしまったロン(マシュー・マコノヒー)。
心臓発作を起こし、意識不明のままイヴ(ジェニファー・ガーナー)の病院に運ばれます。

しかし目を覚ました彼は直ぐに、腕に取り付けられた天敵の中身を聞き、内容がAZTの混合薬だと知るとすぐさま針を引き抜いてしまいました。

くそったれ!と罵しりながら身繕いするロン(マシュー・マコノヒー)ですが、薬の承認機関であるFDAのバークレー(マイケル・オニール)は、未知の薬を大量摂取するとは・・・!と彼が持ち帰った薬の処分を言い渡すのでした。


それでもロン(マシュー・マコノヒー)の商売は繁盛を続けています。
そんな彼のことをイヴ(ジェニファー・ガーナー)は医師として認める事が出来ません。

未知の薬に関してはちゃんと調査したあと自分の体でも試してると話すロン(マシュー・マコノヒー)ですが、彼女にしてみれば入院が必要な患者もいるのに素人判断で投薬している状況を見過ごせないのです。

しかし入院するということがイコールAZTが投与されるということ・・・。
エイズ患者を延命させる方法はあるのに96%の患者が半年以内に死んでいる状況を、ロン(マシュー・マコノヒー)は彼女に訴えます。

免疫異常のある患者にAZTを与えるなという彼には、余命30日と言われたにもかかわらずここまで回復したという自身の裏付けがあるのでした。


多くの患者でごった返す「ダラス・バイヤーズクラブ」。
けれどFDAはロン(マシュー・マコノヒー)をこのままにはしておきません。

内国歳入庁の調査が入ったのです。
これにより大量の薬が運び出される事態となってしまいました。

その後も彼の会社は政府により徹底的に管理されています。
FDAは警察を連れて彼の元を訪れ、未承認の薬を押収する裁判所命令を持ってきた上に、規則変更を以てロン(マシュー・マコノヒー)を潰しにかかってきます。

薬は医師の処方なしでは購入できない、としたのです。
これにより彼の商売は完全な違法ということに・・・。

どんどん追い詰められるロン(マシュー・マコノヒー)の商売は自転車操業状態です。
カードは限度額まで使っているし、薬の支払いもあって・・・。

それでも会員も薬の需要も増えている状態で、さらなる会員の獲得のためには・・・?
彼は事務所をモーテルから一軒家に移したのです。


その家は初めての会員としてずっと付き合いがある同性カップルの持ち家でした。

彼らはロン(マシュー・マコノヒー)に協力したいと無償で提供してくれたのです。
しかしそれでもお金が足りません。

そんな彼を助けるため今度はレイヨン(ジャレッド・レト)が動きます。
実はかなりの資産家の息子だったレイヨン(ジャレッド・レト)。

服装を男性の格好に戻し父親に会いに行った彼は、顔をしかめて泣きながらエイズに罹ってしまった事を告白します。

そして、ある人に助けられていること、その人に借りを返したいことなどを切々と訴えるのでした。

商売の根幹である薬が手に入らず奔走するロン(マシュー・マコノヒー)。
誰も処方箋を書いてくれない為、やりようがないのです。

そんな彼にレイヨン(ジャレッド・レト)は札束を差し出します。
何の金だ?と訝しみながらもこれが命綱だということは分かっているロン(マシュー・マコノヒー)。

保険金を解約したと話すレイヨン(ジャレッド・レト)を初めて抱きしめて感謝の気持ちを伝えるのでした。

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メキシコに行っていたロン(マシュー・マコノヒー)が帰ってきます。
しかしそこにレイヨン(ジャレッド・レト)はいません。

重篤な薬物中毒から逃れられず、ボロボロになっていた彼はイヴ(ジェニファー・ガーナー)の病院に運ばれていたのです。

急いで入院先に向かったロン(マシュー・マコノヒー)ですが、結局彼は間に合いませんでした。

思わずセバート医師(デニス・オヘア)に掴みかかるロン(マシュー・マコノヒー)。
お前は殺人鬼だ!!と罵倒しながら彼は必死で、あんな薬を受け入れるな!と警備員に連れ出されながらも叫び続けたのでした。


レイヨン(ジャレッド・レト)の死をきっかけにロン(マシュー・マコノヒー)に変化が見られるようになります。

これまでは会費が払えない者は全く受け入れなかった彼が、車を売り飛ばしてでも貧しい客を受け入れるようになったのです。

そして変化はイヴ(ジェニファー・ガーナー)にも訪れていました。
彼女は症状の出ていないHIV患者へのAZT投与量を最小限にするよう、看護師に支持したのです。

これは病院への抵抗とも言える行為なのでした。


ペプチドTを必要としている人が3000人もいるにもかかわらず、工場が閉鎖されてしまったことに激怒するロン(マシュー・マコノヒー)。

彼は訴訟を起こすのと同時に、FDAが開催している講習会に現れ、自分の体の検査結果をみんなに知らせに来た、とチラシを配り始めました。

そのチラシはイヴ(ジェニファー・ガーナー)も自分の患者の前にそっと置いていたものです。

無毒性で効果も高いペプチドTを承認しろと訴えるロン(マシュー・マコノヒー)は、集会に集まった患者たちの前で、製薬会社から賄賂をもらって推進したAZTで人が死んでいる、とFDAを糾弾するのでした。


6ヶ月後、ロン(マシュー・マコノヒー)はサンフランシスコ連邦裁判所にいました。
ペプチドTを巡って、耳鳴りとともに裁判に挑みますが、しかし裁判官からは一定の共感を得たものの、法は法だとして訴えは棄却されてしまいました。

帰宅した彼を出迎えたのは、沢山の患者たちでです。
ロン(マシュー・マコノヒー)のおかげで命長らえている人々は拍手で彼を包みます。

照れくさそうに微笑むロン(マシュー・マコノヒー)。

裁判は棄却されてしまいましたが、FDAはロン(マシュー・マコノヒー)にペプチドTの個人使用は許可します。


ガリガリに痩せ細って病院に担ぎ込まれた日から2557日後。

HIV発覚から七年後となる1992年9月12日、ロン(マシュー・マコノヒー)は永遠の眠りにつきました。

彼の人生は自堕落なものから、生きることに一生懸命なものへとシフトチェンジし、彼の功績によりAZTの使用源と薬の多様化が認められ多くの人を救ったのでした。

「ダラス・バイヤーズクラブ」見所ポイント!

「ダラス・バイヤーズクラブ」見所

エイズへの偏見が強い時代に実際に立ち上がった人々の物語。
主演のマシュー・マコノヒーが素晴らしかったですね。

それまでのハンサム好青年の面影ゼロ!
一瞬、この人は誰?と目を疑うような役作りで、薬に酒に女にだらしないロンがそこにいました。

役作りのため38ポンド(約17㌔)痩せたマシューといい、レイヨンを演じたジャレッドもまた30ポンド(約13㌔)の減量。

やせ衰えても女好きだったマシューは面影に格好良さが残っていますが、終始濃いメイクをしていたジャレッドは元の顔があんなにハンサムなことにびっくりしました。


アメリカは、こういった現状の医療に立ち向かった人々を映画化した作品が少なくありませんが、公開された年のアカデミー賞で最多部門受賞の【ゼロ・グラヴィティ】や作品賞の【それでも夜は明ける】を抑え、主演と助演を獲った今作は間違いのない名作だと思います。

生きることを諦めない、人は変わることができるというメッセージ性も備えた今作は、エイズというやや特殊扱いされる病気をフューチャーするというよりも、自分の生き方や居場所に悩む方々にも何か、背中を押してくれるような力強さが感じられました。

目の前が真っ暗になった時に見返したい一本です。

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