マエストロ!のネタバレ!あらすじや最後ラスト結末は?見所も!

映画「マエストロ!」は、松坂桃李主演、小林聖太郎監督の2015年の日本映画です。
原作は、さそうあきらの同名漫画です。

そんな、映画「マエストロ!」のネタバレ、あらすじや最後ラスト、結末、見所について紹介します。

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■ スタッフ
監督: 小林聖太郎
製作:早川徹
脚本: 奥寺佐渡子
撮影: 清久素延
音楽: 上野耕路

■ 主要キャスト
香坂真一:松坂桃李
天道徹三郎:西田敏行(青年時代:木下半太)
橘あまね:miwa
榊涼子:河井青葉
村上伊佐夫:大石吾朗:第1ヴァイオリン
谷ゆきえ:濱田マリ:第2ヴァイオリン
阿久津健太郎:古舘寛治:ヴィオラ
今泉徹:池田鉄洋:コントラバス
鈴木稔:モロ師岡:フルート
一丁田薫:斎藤暁:ホルン
島岡脩三:嶋田久作:ホルン
可部直人:村杉蝉之介:クラリネット
伊丹秀佳:小林且弥:オーボエ
丹下浩:中村倫也:ティンパニ
相馬宏明:松重豊:オペラハウスのマネージャー
香坂一彦:淵上泰史:真一の亡父
天道ハル:宮下順子(青年時代:中村ゆり):徹三郎の女房

「マエストロ!」あらすじ

「マエストロ!」あらすじ

歴史はあるが金がない・・・と、解散された中央交響楽団。
ところが急な連絡により再結成となった事から物語が始まります。

コンマスを務める香坂真一(松坂桃李)は、誰もが認める腕の確かさを持ちながらも他に行き場のなかった失意の若きヴァイオリニスト。

彼は、早くに亡くなったヴァイオリニストの父親が奏でる、天から舞い降りてくるような音色を追い求めています。

そんな彼の前に現れたのは、今回の再結成を計画した破天荒な指揮者・天道徹三郎(西田敏行)。
この出会いが香坂(松坂桃李)の人生を、そして天道(西田敏行)の後悔をも塗り替えていく大きなものとなるのでした。

果たして彼らは、コンサートを成功させ自分の進むべき道を切り拓くことができるのでしょうか?

「マエストロ!」ネタバレ、最後のラスト結末は?

「マエストロ!」ネタバレ、最後のラスト結末

再結成をうたって集められたメンバーですが、練習場所は売り物件となっている工場。
音響設備を望めるような状況ですらない楽団にお金がないのは今も変わらないようです。

人数不足を補うため集められたメンバーには、定年で辞めた村上(大石吾朗)や顔面神経痛で辞めた一丁田(斎藤暁)までいて・・・。

これで一ヶ月後の演奏会を成功させようというのは、なかなか厳しいスタートのようです。


誰も聞いたことがない名前の新指揮者が現れないまま練習時間が来ました。

新メンバーのフルート奏者・あまね(miwa)以外のメンバーにとって、指揮者というのはオケの敵だという認識であり、いてもいなくても問題ありません。

コンマスの香坂(松坂桃李)を中心に練習が始まりました。
しかし二階で作業する男性の大工仕事の音がやかましく集中できるような状況ではありません。

ガンガンとカナヅチを振るっていたこの男こそ、新しい指揮者・天道(西田敏行)だったのです。

聴いていられない!とばかりに降りてきた彼が指揮台に経ちますが、弾き始めた《運命》はいくらもいかないうちに中断されます。

これは指揮者とオーケストラの決闘だ、と言い切る彼ですが、この楽団の再結成を計画したのも彼なのです。

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天道(西田敏行)は、たまたま食堂で居合わせたあまね(miwa)の硬口蓋の高さを見抜き、彼女をスカウトすることからメンバー集めを始めたのでした。

次の練習日にも、香坂(松坂桃李)はコンマスとしての仕事に追われています。
音が飛び出しがちのあまね(miwa)に注意し、オーボエとクラリネットの仲違いの仲立ちをし・・・。

オケ内のまとまりは最悪です。
そんな中天道(西田敏行)はオケの席替えを実施します。

フルートのトップにはあまね(miwa)が座ることに。
この決定に納得できないのが元トップの鈴木(モロ師岡)です。

なんで素人がトップなんだ、と文句を言いますが、これは自分の楽団やと全く譲らない天道(西田敏行)。
強引に練習を始めるのでした。


演奏会のプログラムは《運命》ともう一曲、シューベルトの《未完成交響曲》です。

やっと二曲目の練習に移り、初めこそ天道(西田敏行)も音楽に身を委ねるように穏やかな顔で指揮していましたが、オーボエとクラリネットが吹き始めると表情を一変させます。

香坂(松坂桃李)も顔をしかめて成り行きを見守っていますが、天道(西田敏行)はオーボエにリードを変えるよう指示を出しました。
今のは俺じゃない、と言い募るオーボエですが天道(西田敏行)は意にも介しません。

オーボエのリードケースから勝手に選ぶと、残りを踏みつぶしてしまいました。


演奏会まで日がありません。
練習を重ねる度、少しずつ改善していくオーケストラ。

あまね(miwa)は飛び出さなくなってきたし、オーボエとクラリネットも合ってきました。

一丁田(斎藤暁)の音まで変わっていたのです。
これには天道(西田敏行)が関わっていました。

島田(島田久作)に叱責され肩を落として帰ったあの日、話しかけてきた天道(西田敏行)によってとある町工場へ連れて行かれた一丁田(斎藤暁)。

彼はそこでホルンを手直しして貰った事で音に変化が生まれていたのです。


夜道を帰宅する香坂(松坂桃李)は、船の上で一心不乱にフルートを吹いているあまね(miwa)に気付きました。

少し砕けた雰囲気でお互いの話を始めた二人。
五歳からフルートを始めたあまね(miwa)に対し、香坂(松坂桃李)は自分がいつからヴァイオリンを引き始めたのか分からないくらい幼い頃から音楽が側にありました。

けれど、どれだけ弾いても父さんのような音が出せない、と呟く彼は亡くなった父親の音にとても影響されています。
父から聞いた、音のない音。

宇宙そのものが響きあうような音をテンライと呼んでいた父は、いつかその音を一緒に聴こう、と言ったまま実現しないうちに亡くなってしまったのでした。


胸に穴を抱えている香坂(松坂桃李)ですが、コンマスとしての職務は彼を解放してはくれません。

今日の練習でも天道(西田敏行)は途中で指揮を辞め、まだまだ納得していない様子。

仲間への音の注意を促す香坂(松坂桃李)ですが、ため息をついた天道(西田敏行)が指名したのはあまね(miwa)でした。

お前ら今日が最後だと思って演奏したことがあるのか!?と叱責する天道(西田敏行)に促されたあまね(miwa)。
静かに演奏始めた彼女の音楽は、聴くものを圧倒するものでした。

幼い頃、震災により目の前で父親を亡くしたあまね(miwa)は、その感情を乗せるようにして涙しながら必死で吹いているのです。

演奏が終わると、全員が打たれたように静まり返る中、ヴァイオリン、と呟いた天道(西田敏行)。
彼が求める音楽はこれなのです。

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練習が続く中、突然のトラブルが発生します。
演奏会のスポンサーが降りると言い出したのです。

原因は天道(西田敏行)。
彼は五年前に詐欺事件を起こしていたのでした。

慌てて演奏会のオペラハウスのマネージャー・相馬(松重豊)に話を聞きに向かう香坂(松坂桃李)たち。
彼が言うのには、天道(西田敏行)は何も悪くない、と。

霊感商法に引っかかった自分を見かねて助けてくれただけの事で、法的には何も引っかからないというのです。

ここに至り、天道(西田敏行)の過去を何も知らない香坂(松坂桃李)たちは、昔からの知り合いである相馬(松重豊)に彼の過去を問いただしました。

すると意外そうな顔で、ご存知ではない?と言い出した相馬(松重豊)。

彼が言うのには天道(西田敏行)は香坂(松坂桃李)の父親と同じオケにいたというのです。


コンマスだった父が呼んできた指揮者が天道(西田敏行)だった、と・・・。

しかし昔から高圧的だった天道(西田敏行)に当時のオケメンバー達は演奏会をボイコット。

香坂(松坂桃李)の父は間に挟まれた事で体調崩しており、演奏会には天道(西田敏行)以外誰も来なかったというのです。
それ以来指揮台に立っていない天道(西田敏行)。

そんな彼ですが、昔から香坂(松坂桃李)の演奏は必ず聴きに来ていたというのでした。

思ってもみなかった事実に呆然とする香坂(松坂桃李)。

それでも練習日はやってきます。

その日天道(西田敏行)から名指しで注意を受けたのは村上(大石吾朗)でした。

一人立たせて何度も同じところを弾かされる村上(大石吾朗)。
もともと気弱な彼は萎縮しきり、下ネタ満載の天道(西田敏行)の叱責を浴び続けています。

その状況に堪りかねたように声を上げた香坂(松坂桃李)。
最初は静かに天道(西田敏行)を諌めていた彼ですが、全く聞く耳を持たないその態度に激怒するのです。

いい加減にしろ、と。
人を踏みにじらないとそこに立てないのならもう辞めろよ!!と激昂する香坂(松坂桃李)を、何とも言えない切ない表情で見返す天道(西田敏行)。

香坂(松坂桃李)指示の拍手が上がったことで、天道(西田敏行)は静かにその場から去ってしまいました。


練習後、阿久津(古舘寛治)から、スポンサーの撤退が正式決定したと聞かされる各セクションリーダーたち。
これにより演奏会も中止になるだろう・・・そう聞いて各リーダーたちの意見は割れます。

チケットを手売りしてでも演奏会を開きたい者もいれば、ノーギャラでの演奏を拒否する者・・・。
様々な意見が飛び交う中で香坂(松坂桃李)が下した決断は、解散でした。

その決定に誰もが納得出来たわけではありません。


それでも解散という決定は変わらない・・・その事実に打ちのめされた村上(大石吾朗)は、帰り道のホームで、近づいてくる電車にジリジリと歩き出してしまいます。

そんな彼を救ったのもまた天道(西田敏行)でした。
彼は大声で村上を制すると、彼のヴァイオリンを取り上げ、ここで弾け、と言うのです。

初めてオーディションに受かった時の曲を支持された村上(大石吾朗)は、戸惑い勝ちに弾き始めますが、やがて天道(西田敏行)のタクトしか目に入らなくなり演奏に没頭し始めます。

そんな二人の周囲には徐々に人が集まってきて・・・きっちり弾き上げた彼に拍手が巻き起こったのでした。

解散が決まった事で、メンバーたちは日常へと帰っていきます。
それでも相馬(松重豊)はオペラハウスのキャンセルがまだ出来ません。

彼を含む何人かは、中央交響楽団の演奏会という望みを捨てきれないでいるのです。

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桜の咲く頃。
天道(西田敏行)の家を訪ねたあまね(miwa)は、彼の借金取りであるヤクザ達が勝手に家財道具を運び出す姿を目撃します。

玄関は叩き壊され、そこに天道(西田敏行)の姿はありません。

しかし大量は楽譜が残されていました。
全て手書きの譜面に驚くあまね(miwa)。

そのまま香坂(松坂桃李)の家に向かい彼を自転車に乗せると、大急ぎで漕ぎ始めたあまね(miwa)は病院へと向かいます。

楽譜と共に残されていた医療費の領収書から、天道ハルという人物が入院している事を掴んだからです。


天道ハルは香坂(松坂桃李)を見るなり、カズヒコさん、と話しかけてきました。
それは香坂(松坂桃李)の父の名前・・・。

聴かせて、という彼女に応えヴァイオリンを取り出した香坂(松坂桃李)は、複雑な表情ながらも静かに弾き始めました。
すると不思議な感覚が彼を襲ったのです。

この匂い、この空気、この音・・・幼かった頃、彼は同じように病室で弾く父を見ていたことを思い出します。
その病室で指揮をしていたのは天道(西田敏行)でした。

この世で一番美しいのは音楽でしょ?と話しかけてきたのは若かりし日のハル、その人。
自分の記憶とリンクさせ弾き終えた香坂(松坂桃李)の目には涙が溢れています。


病室を出ると、そこには天道(西田敏行)がいました。

心配して駆け寄るあまね(miwa)とは全く違う温度で話しかける香坂(松坂桃李)。

僕を呼んだのは香坂カズヒコの息子だからですか?と―――。

あれはええコンマスやったなぁ、と懐かしそうに口にする天道(西田敏行)ですが、父親に香坂(松坂桃李)を重ねているわけではありません。

むしろ父の音楽を追い求める息子に、後ろ向きに弾いていても誰にも伝わらない、といつものぶっきらぼうな口調で語りかけるのです。

必ず死ぬ自分たちだけど、誰かと響きあえたら一瞬は永遠になる、その為にもコンサートはやらなあかん、という天道(西田敏行)は何も諦めていません。

スポンサーが全部降りても俺がやると言うたらやる。

その言葉を聞いて香坂(松坂桃李)は病院を後にしたのでした。


天道(西田敏行)はこんな状況になってなお、練習場所である工場内の音響整備に余念がありません。
楽員は誰も来ないけれど、準備を整えた彼は目を閉じ、エアーで指揮を始めました。

そこに徐々に楽員たちが集まってきます。
口では諦めたようなことを言っていても、やはりみんな音楽から離れることは出来ないのです。

練習に参加するもの、より良い音楽のために楽器のメンテナンスをするもの、演奏会を行うためのスポンサーを探すもの・・・。

それぞれが自分に出来ることを探して、音楽という共通点を重ねるために動いています。

あまね(miwa)は香坂(松坂桃李)の家に、ある楽譜を届けました。

それは天道(西田敏行)の家に残されていた古い楽譜。

そこに書き込まれた「天籟」という文字を見て覚醒した香坂(松坂桃李)は、時分の追い求める父が口にした「テンライ」を天道(西田敏行)もまた知っていたということに驚いたのです。

慌てて工場にやってきた香坂(松坂桃李)。

練習に遅刻して現れた彼ですが、メンバーたちはオケ特有の拍手で彼を迎えます。

ほな練習始めよか。
天道(西田敏行)のタクトに合わせて、今やっと全員が揃ったのでした。

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いよいよ迎えた演奏会の日。
満員の観客を前にはしゃいでいるのはあまね(miwa)だけ。

緊張の面持ちで壇上に上がったメンバーたちは、天道(西田敏行)の登場で音楽を奏で始めます。

何度も何度も何度も練習した《運命》から始まった演奏は全員が、テンポが早い、と感じるスピードですが、それは天道(西田敏行)の確信犯的指揮です。

聴衆を引き込みながら、自分の振り上げたタクトを飛ばしてしまうくらい没頭して指揮する天道(西田敏行)。
とても幸せそうなその表情は彼だけのものではありません。

香坂(松坂桃李)始め、全員が良い表情で音楽を奏でているのです。
演奏者も夢中になるほどの演奏が終わりました。

圧倒された徴収は一瞬の静寂のあと、割れんばかりの拍手喝采を送るのです。

スタンディングオベーションに包まれるオケメンバーたちの表情は、満足げな自信に満ち溢れたものなのでした。


翌日の演奏会には、前日の余韻に大盛り上りのメンバーが集まってきます。

ところが肝心の天道(西田敏行)が来ません。

しかも開演15分前にもかかわらずお客の入りもゼロ・・・。
戸惑っているオケメンバーのもとに相馬(松重豊)がやってきました。

彼は、まず本番の準備を、と状況が飲み込めていないメンバーたちを促します。

本番と言われても・・・と戸惑いが拭えない香坂(松坂桃李)たちの前に、車椅子に乗ったハルを連れて天道(西田敏行)が現れました。

天道(西田敏行)は末期の病に冒されている彼女を紹介し、世界で一番良い耳を持った彼女に聴かせる演奏をやってみろ、といつもの口調で言い放つのです。

けれどその胸の内には深い愛情が隠されていることを、メンバーはもうみんな知っています。

やりましょう、と返した香坂(松坂桃李)の言葉に、天道(西田敏行)もまた正装して壇上に上がりました。


これから、たった一人の為の演奏会が始まるのです。

これまでのことを思い返しながら弾く香坂(松坂桃李)。
過去に囚われていくうち、徐々に様子のおかしくなった彼は途中で弾くのを辞めてしまいます。

しかしそんな香坂(松坂桃李)に天道(西田敏行)は優しく微笑みかけ、頷いてみせたのです。

その表情に勇気付けられたかのように、再びヴァイオリンを構える香坂(松坂桃李)は、そのまま最後まで奏で続け演奏は終わりました。

ハルは目を閉じ幸せそうな微笑みを浮かべて動きません。

万感の思いを掲げるようにして両手を広げ天を仰ぎ見る天道(西田敏行)。

そして香坂(松坂桃李)もまた演奏後は涙を溜めて天を見上げるのでした。


一夜明けた翌日。
後片付けをして工場の重い扉を閉めた天道(西田敏行)に声をかけてきた者がいます。

振り返るとそこにはオケのメンバーたちが・・・。

呼び掛けた香坂(松坂桃李)に彼は、聴こえたか?天籟、と言葉を返します。

香坂(松坂桃李)はそっと近付き指揮棒を差し出しながら、あなたの棒です、マエストロ、と呼び掛けたのでした。

「マエストロ!」見所ポイント!

「マエストロ!」見所

撮影当時、主演の松坂さんがヴァイオリン指導を受けている、とおっしゃっていた音楽作品です。

音楽をモチーフにした作品は西洋東洋問わず沢山ありますが、そこから大きく逸脱するような物ではありませんでした。
定番、とでも言うか・・・。

貧乏楽団ならではの苦労や、オケメンバーといえども音楽だけでは食べていけない才能の壁など、ちょこちょこ挟まれていましたが、そこをもう少し深く見せて貰いたかったな、と思います。

とはいえ、ヴァイオリンを弾く松坂さんの姿勢の美しさは一件の価値あり!です。


アクの強い西田さんとのやり取りは、あまりに下ネタが下品すぎて笑える、というものではありませんでしたが、音楽という美しいものに対峙する天童というキャラクターの作り込みは印象深かったです。

【のだめカンタービレ】や【スウィングガールズ】のような笑いや可愛らしさがない分、大人向けの音楽映画なのかもしれませんね。

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