「ラヂオの時間」ネタバレ!あらすじや最後ラスト結末は?見所も!

映画「ラヂオの時間」は、唐沢寿明主演、三谷幸喜監督の1993年の日本映画です。
三谷幸喜監督は、この映画が初監督作品となります。

そんな、映画「ラヂオの時間」のネタバレ、あらすじや最後ラスト、結末、見所について紹介します。

■ スタッフ
監督: 三谷幸喜
脚本: 三谷幸喜
製作:村上光一、高井英幸
製作総指揮:松下千秋、増田久雄
撮影: 高間賢治
音楽: 服部隆之

■ 主要キャスト
工藤学:唐沢寿明
鈴木みやこ:鈴木京香
牛島龍彦:西村雅彦
浜村:細川俊之
千本のっこ:戸田恵子
バッキー:モロ師岡

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「ラヂオの時間」あらすじ

「ラヂオの時間」あらすじ

シナリオコンクールに出した脚本が賞を取ったことで、自作のラジオドラマ化が決まった鈴木みやこ(鈴木京香)。

彼女の書いた作品は、パチンコ店でパートをしている主婦が恋に落ちるというありがちなものでしたが、それでもみやこ(鈴木京香)は初めての事に心を浮き立たせています。

ところが、主演女優の千本のっこ(戸田恵子)が役名を気に入らないと言い出して・・・。

この一言からドラマの舞台からあらすじまで全く別のものに変わっていくみやこ(鈴木京香)の脚本。

果たして彼女の書いたドラマは無事放送されるのでしょうか?

「ラヂオの時間」のネタバレ、最後のラスト結末は?

「ラヂオの時間」のネタバレ、最後のラスト結末

のっこ(戸田恵子)のわがままはほとんどイチャモンに近いものでしたが、それでも彼女に出て貰えないと困るプロデューサーの牛島(西村雅彦)。

今では落ち目となったとは言え、スターである彼女の機嫌を損なうわけにもいかず、役名の変更を認めてしまいました。

これが面白くないのが相手役の俳優浜村(細川俊之)です。

彼は、のっこ(戸田恵子)の役名がリツコからメアリー・ジェーンに変わるのであれば、自分の役も外国人じゃないと、と言い出したのです。

これにより物語の設定が大きく変わってしまいます。

登場人物は全員日本人から外国人へ、舞台は日本の熱海からN・Yへと変更されたのです。


しかし本番まで時間がありません。

これまたのっこ(戸田恵子)からの要望により、このドラマは録音ではなく生放送だったからです。

変更は構わないが直すなら自分でやりたい、と言うみやこ(鈴木京香)はすぐに直しに入りますが、しかしすぐに無理だと悟ります。
主人公が働いているパチンコ屋に変わる職業がN・Yにはないからです。

ディレクターの工藤(唐沢寿明)も一緒になって牛島(西村雅彦)に元に戻すよう訴えます。
そこで再びのっこ(戸田恵子)との話し合いに向かった牛島(西村雅彦)。

ところが彼女は頑なに設定変更を推すのです。
パチンコ屋じゃなくてもいいじゃない、女弁護士がいいわ、と。


好き勝手なことを言うのっこ(戸田恵子)に頭を抱える牛島(西村雅彦)ですが、一緒に話し合いに参加した編制部長の堀之内(布施明)が彼女の提案に乗ってしまったことで後に引けなくなってしまいます。

こうなってしまっては牛島(西村雅彦)の拒否権などあろうはずがありません。

彼は、迫る時間に急かされるようにして、脚本の直しを別番組の構成作家であるバッキー(モロ師岡)に頼みます。

こうして彼は、バッキー(モロ師岡)が四分で書き直した脚本を持ってスタジオに戻りました。

新しい台本にはみやこ(鈴木京香)の本にはいなかったキャラクターまで加えられ、メアリー・ジェーンが絶対的不利と言われた裁判に勝つ、なんだか波乱に満ちたものに改変されています。

あまりの変わりように放心状態のみやこ(鈴木京香)。
そんな彼女に声をかけてきたのは工藤(唐沢寿明)です。

誰もこのドラマの事なんて考えちゃいない、と言い切る彼は、人を感動させるような仕事がしたいんならこの仕事は辞めたほうが良いよ、とどこか人ごとのように口にするのでした。

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いざ本番の時間を迎えます。

散々ごね回して現場を引っ掻き回したのっこ(戸田恵子)ですが、テンションたからかに現れスタジオ内には役者陣が揃いました。

しかし台本が変わった事で思わぬトラブルも・・・。
効果音が揃っていないのです。

保管室の鍵が開かない為マシンガンの音が出せません。
本番は始まり、冒頭のみやこ(鈴木京香)の挨拶が終わればもうドラマが始まってしまいます。

そこで声を上げるアシスタントの永井(奥貫薫)。
駐車場の守衛さんは昔ラジオの効果音を作っていた、という噂を思い出したのです。

大慌てで走る工藤(唐沢寿明)と効果マンの大田黒(梶原善)。
守衛・伊織(藤村俊二)に頼み込みます。

頑なに断り続ける伊織(藤村俊二)ですが、昔の効果音制作道具を見つけられた事で渋々ながら協力してくれたのでした。


CM明け、ドラマの冒頭で流れるマシンガンの音がなんとか間に合いました。
しかしこの登場にミキサーの辰巳(田口浩正)が、マシンガンといえばN・Yじゃなくシカゴだ!と言い始めた事で、再び舞台が変更。

のっこ(戸田恵子)演じるメアリー・ジェーンはシカゴの敏腕弁護士として裁判シーンから登場となったのです。

こうして始まったドラマはもうみやこ(鈴木京香)の書いた物とは大きく違った物になってしまいました。

思いもよらないバイオレンスな作品に、彼女の夫・史郎(近藤芳正)は戸惑っています。

そこで永井(奥貫薫)は当初はパチンコ屋さんで働く設定だった事をフォローしたのです。
その言葉に嬉しそうな史郎(近藤芳正)。

みやこ(鈴木京香)もまたパチンコ屋さんで働いていたと、なんだか楽しそうに聞き入っていた彼ですが、メアリーの夫ハインリッヒが中古車販売業をしていることを知ると少し表情が変化します。

自分の仕事もまた車の販売業だからです。

もしかして・・・?と疑問を抱える史郎(近藤芳正)ですが、みやこ(鈴木京香)は、これ以上は恥ずかしいから聞かないで、と夫に帰宅を促すのでした。


CM中にまた台本の修正が入ります。
冒頭で被告人役を務めたバッキー(モロ師岡)の度を過ぎた熱演により時間が押してしまったからです。

この為、本来3回あるはずの神父の登場回数を2回に減らす事で時間の調整を図る牛島(西村雅彦)。
ところがここで、ナレーションの保坂(並樹史郎)が物語の穴に気付きます。

この後溺れているところを地元の漁師マイケル・ピーターに救われるはずのメアリーですが、シカゴには海がないのです。
しかし遭難しない事には二人の出会いは永遠に訪れません。

そこでバッキー(モロ師岡)が出した解決策は、シカゴにあるダムを決壊させるというものでした。


バッキー(モロ師岡)が遭難シーンの書き直しをしている間に、再び伊織(藤村俊二)を訪ねて決壊シーンの効果音を教わってきた工藤(唐沢寿明)と大田黒(梶原善)。

牛島(西村雅彦)はもう何度目か分からない台本の変更を役者に説明しています。

こうして出来たのが、山を歩いていて遭難したメアリーがダムの決壊に飲まれる、というシーンです。

生放送という時間との戦いをハインリッヒ役のヒロミツ(井上順)の一人語りで時間稼ぎをする事で、なんとか繋いだ二人の再会シーン。

ここでまた問題が起こってしまいました。
のっこ(戸田恵子)のわがままと特別待遇に苛立ちを募らせていた浜村(細川俊之)が、自分の名前をドナルド・マクドナルドと名乗った上で職業を漁師からパイロットに変えてしまったのです。


これによりまた繋がらなくなってしまう物語。

この後ドナルドは漁船の転覆により行方不明になる予定なのです。

パイロットが漁船に乗っているのは設定上無理がある・・・かと言って飛行機が墜落となると彼は死んでしまう。
まだ帰ってきてメアリーと結ばれなくてはいけないのに!

ここでまたバッキー(モロ師岡)が出したストーリーは、ドナルドの乗った飛行機が消息を絶った、ということにすればいい、という力技でした。

どんどん変わっていく台本にみやこ(鈴木京香)は置いてけぼり。
帰りそびれた史郎(近藤芳正)と一緒に座っている事しか出来ません。

時間も押して押して、神父の登場は再び減らされ、たった一回となってしまいます。
その決定に神父役の野田(小野武彦)は、本当に出番はあるのか?と疑心暗鬼状態。

そこで牛島(西村雅彦)はみやこ(鈴木京香)に、彼の登場を短くて印象的なものにして欲しいと丸投げするのでした。

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やっと与えられた仕事にみやこ(鈴木京香)が取り組んでいる中、ドラマ上ではメアリーがハインリッヒに別れを告げています。
彼女の心にはもうドナルドしかいないのです。

これを聞いていた史郎(近藤芳正)。
とたんに不安になりみやこ(鈴木京香)に縋り付くようにして、ドラマのモデルは自分たちなのか確認せずにいられません。

しかし書き直しに一生懸命なみやこ(鈴木京香)はその言葉にまともに取り合おうとはしないのでした。


ドラマは、ドナルドの乗った飛行機事故につての電報がメアリーに届いた所でCMに入ります。
しかしここで気付いた事がありました。

この番組のスポンサーに航空会社がいたことを・・・。

実際、放送を聞いていたスポンサーからはすぐに抗議の電話が入っています。
シャレにならない事態。

ここで頼りにされたのもバッキー(モロ師岡)でした。
もはやこの本は彼のものといってもいいくらいみやこ(鈴木京香)の存在を誰も気にしていません。

バッキー(モロ師岡)が打ち出した一手は、ドナルドを宇宙飛行士にする、というものでした。

宇宙飛行士もパイロットなのだから問題ない、彼が消息を絶ったのは宇宙という事にしたら良いと言い出したのです。

そこでまた効果音準備、書き直された台本のコピーとスタッフがバタバタと走り回ることになります。

三度目の工藤(唐沢寿明)の来訪に、一体どんなドラマなんだ?といぶかしそうな伊織(藤村俊二)ですが、ボヤきながらも協力してくれました。


どんどん変わる台本に役者陣も吠えまくりますが、そこへやっと書き終えたみやこ(鈴木京香)が戻ってきました。

ドナルドは宇宙で遭難した、と聞いたみやこ(鈴木京香)。
ここで彼女はいつになく強く反発します。

宇宙で遭難となるともう彼は帰ってこない!

ドナルドは戻ってきてメアリーと一緒にならなくてはいけない!と叫ぶ彼女の言葉はそもそも、もともとの本に彼女が書いた設定であり、この物語の根幹でもあったからです。


しかし、そんな必死な訴えも全く聞き入れてもらえませんでした。

浜村(細川俊之)の暴走をよく思っていなかったのっこ(戸田恵子)が、帰ってこなくてもいい、と言い出したからです。

ハッピーエンドじゃなくても、メアリー・ジェーンは逞しく生きていく、そんなラストでいいじゃない、そう言うのっこ(戸田恵子)の言葉に、彼女の機嫌が第一だと考えている堀之内(布施明)が賛同した事で、ドナルドの宇宙遭難は決定されてしまいました。


どうしても納得できていないのはみやこ(鈴木京香)だけ。

思い余った彼女は機材につながった幾つかのケーブルを切断すると、一人スタジオに立て篭ってしまいます。

そうまでして彼女はヒロインのハッピーエンドだけは守りたかったのです。

もしそれが無理なのなら、私の名前をエンディングで読み上げないで!とまで訴えるみやこ(鈴木京香)でしたが、そんな彼女にピシャリッと言い放ったのはなんと牛島(西村雅彦)でした。

いつでも満足のいくものが作れるわけじゃない、それでもいつかは満足のいくものが作れると思って頑張ってるんだ、と言います。

そこには誰に対しても平身低頭なコメツキバッタのようないつもの牛島(西村雅彦)はいません。

彼は自分の仕事の責任放棄を口にしてみやこ(鈴木京香)が許せなかったのです。

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項垂れたみやこ(鈴木京香)はスタジオの鍵を開けました。
放送事故かと思われるほどジングルとCMで繋いでいた時間を取り戻そうとするかのように、全員がスタジオに雪崩込みます。

ただ工藤(唐沢寿明)だけは、これ以上の変更はみやこ(鈴木京香)の本じゃなくなる、と牛島(西村雅彦)に提言します。
俺たちにそこまでの権限はない。

そういう工藤(唐沢寿明)ですが、牛島(西村雅彦)はそんな彼を番組から外してでも宇宙遭難の線を譲りません。

辰巳(田口浩正)にキュー振りを指示した事で、怒った工藤(唐沢寿明)は部屋から出ていってしまいました。


浜村(細川俊之)はドナルドの遭難シーンを終えると、まだドラマは続いているというのに帰ってしまいます。

その頃、廊下にいた工藤(唐沢寿明)は何かを思いついたように走り出しました。

彼はメイン音源室から牛島(西村雅彦)に聞こえないよう、スタジオの中と直接話しを始めたのです。

バッキー(モロ師岡)・みやこ(鈴木京香)・ヒロミツ(井上順)・野田(小野武彦)・保坂(並樹史郎)に自分の考えを伝え、スタッフで工藤(唐沢寿明)の作戦を知っているのは大田黒(梶原善)と辰巳(田口浩正)だけ。

大田黒(梶原善)は帰ってしまった浜村(細川俊之)を追いかけ引きずり戻してきます。

物語はクライマックス。
メアリーが一人朗々と語り続けています。

その時でした。辰巳(田口浩正)は牛島(西村雅彦)を押さえつけ、その隙に工藤(唐沢寿明)が戻ってきます。

これから起こる事は全て自分が考えたこと、と謝罪をした工藤(唐沢寿明)のキューで保坂(並樹史郎)のナレーションが始まりました。


なんと保坂(並樹史郎)は、宇宙船に跨ったドナルドがメアリーに向かって真っ直ぐに飛んでくる、と言い出したのです。

ヒロミツ(井上順)達に羽交い絞めにされながらマイク前に立たされた浜村(細川俊之)は、何とかして逃げ出そうと声を出さないよう抵抗しますが、最後には観念して彼女の名を口にします。

メアリー・ジェーンと。

ふてくされていたのっこ(戸田恵子)ですが、彼女もまた、お帰りなさい、と口にした事で何とかドラマはラストを迎えたのでした。


必死に駆け回ったドラマが終わりました。
様々なトラブルを巻き起こした張本人ののっこ(戸田恵子)は、もの凄く機嫌よく帰っていきます。

史郎(近藤芳正)はみやこ(鈴木京香)に、これからの夫婦関係について不安を抱えているようですが、しかし彼女はそんな不安を一笑に付すのです。

あれは空想のお話、私は今の生活が幸せよ、と言いながら。

帰りかけた工藤(唐沢寿明)は、局の前でのっこ(戸田恵子)立ちを見送っていた牛島(西村雅彦)とばったり。

牛島(西村雅彦)は工藤(唐沢寿明)の行動に怒ってはいるものの、明日始末書を持って来い、と言ってお説教はお終わりです。


なんとかやり遂げた仕事、それからこれからの仕事に思いを馳せながら歩いている二人でしたが、その前に大型トラックが乗り込んできました。

このドラマをずっと聞いていた運転手(渡辺謙)が突っ込んできたのです。

良かったよ!と言って泣き崩れる運転手(渡辺謙)。

その姿に牛島(西村雅彦)たちは続編の可能性を語りながら帰宅の途につくのでした。

「ラヂオの時間」見所ポイント!

「ラヂオの時間」見所

ラジオならではの強引な軌道修正がとても面白い作品でした。

見えないもので想像力を働かせる世界といえば読書もそうですが、この作品は道尾秀介の【片目の猿】に通じるものがあり、人の想像力を上手く利用して逆転させていきます。

そしてやはり三谷作品ということで、俳優陣がとっても豪華!
役名のつかない部分にまで染谷五郎や佐藤B作、宮本信子に桃井かおりと一瞬の出番にもここまでベテランが揃うというのは手抜き感がなくてとても面白いですね。
気付かなくって後で見返したりするお楽しみもありました。

伏線がとても多いので、それもこれも伏線なんじゃないかと深読みしてしまう展開も、ほぼ全てが会話劇で構成されているのもとても面白く、まるで舞台を見ているかのような気になりました。

少し前の作品にはなりますが、キャスト陣が今でも第一線で活躍されている方ばかりな上に、テンポのいいストーリー展開ですので古さなど全く感じません。

初めて見る方は勿論、以前見たことがあるという方が何度見ても楽しめる作品だと思いますよ。

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