映画ROOMのネタバレ!あらすじや最後ラスト結末は?見所も!

映画「ROOM」は、 2015年のレニー・エイブラハムソン監督、 ブリー・ラーソン主演のカナダ、アイルランドの合作映画です。
原作はエマ・ドナヒューの小説『部屋』です。
またこの映画は、第40回トロント国際映画祭で、最高賞である観客賞を受賞しています。

そんな、映画「ROOM」のネタバレ、あらすじや最後ラスト、結末、見所について紹介します。

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■ スタッフ
監督: レニー・エイブラハムソン
製作:エド・ギニー、デヴィッド・グロス
製作総指揮:アンドリュー・ロウ、エマ・ドナヒュー他
脚本: エマ・ドナヒュー
撮影: ダニー・コーエン
音楽: スティーヴン・レニックス

■ 主要キャスト
ママ / ジョイ・ニューサム:ブリー・ラーソン
ジャック:ジェイコブ・トレンブレイ
ばあば / ナンシー:ジョアン・アレン
オールド・ニック:ショーン・ブリジャース
じいじ / ロバート:ウィリアム・H・メイシー
レオ:トム・マッカムス
パーカー巡査:アマンダ・ブルジェル
グラボウスキー巡査:ジョー・ピングー
ミッタル医師:キャス・アンヴァー
弁護士:ランダル・エドワーズ
インタビュアー:ウェンディ・クルーソン

「ROOM」あらすじ

「ROOM」あらすじ

今日はジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)の五歳の誕生日。
天窓がひとつあるだけの狭い小さな部屋で生まれた彼は、この部屋の外を知らないまま五歳になったのです。

息子の誕生日を祝うため、小さなキッチンで有り物の材料を集めてケーキを作った母親のジョイ(ブリー・ラーソン)でしたが、彼はロウソクがないことに癇癪を起こしてしまいました。

彼にとって本物のケーキにはロウソクがある、というのは唯一の情報源であるテレビから得た絶対の事実なのです。

小さい頃は誤魔化せた事も、息子の成長に伴って少しずつ通用しなくなっていることに気づいたジョイ(ブリー・ラーソン)は・・・?

これは、正体不明の男に誘拐され七年間も監禁された女性と、彼女がそこで生んだ息子との人生の幕開けの物語です。

「ROOM」ネタバレ、最後のラスト結末は?

「ROOM」ネタバレ、最後のラスト結末

外に出られない彼女たちの食料や必要な物は、オールド・ニック(ショーン・ブリジャーズ)というジョイ(ブリー・ラーソン)を監禁している男が持ってくる事になっています。

彼が来る夜は、クローゼットに寝かされるジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)は男と会ったことがありません。

ニック(ショーン・ブリジャーズ)とジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)を会わせないこと・・・これが彼女なりの息子の守り方なのでした。

数日後、やってきたニック(ショーン・ブリジャーズ)は、深夜になっても帰りません。
ジョイ(ブリー・ラーソン)とともにベッドに眠る男に、怖いもの見たさといった様相でジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)が近付いていきます。

すると突然ニック(ショーン・ブリジャーズ)が目を開けたのです。
逃げ出したジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)とジョイ(ブリー・ラーソン)がニック(ショーン・ブリジャーズ)に掴みかかるのはほぼ同時でした。

その子に触らないで!と叫ぶジョイ(ブリー・ラーソン)。
ニック(ショーン・ブリジャーズ)は、誰の子か忘れるな!!という捨て台詞をぶつけて部屋から出ていくのでした。

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朝二人が目を覚ますと、部屋はとても冷え吐く息が白いほどの寒さ・・・。
電気が切られているのです。

厚着をしての食事を前に何かを考え込んでいたジョイ(ブリー・ラーソン)は、急にジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)に壁の向こうの話をし始めました。

壁に隔てられた外側の話をきちんとするのは初めてです。
しかし、食べ物が魔法でテレビから出てくると思っているようなジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)には、母親の急な話が受け入れられません。

もう大きいからママを助けて、と訴えても戸惑うジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)は、四歳に戻りたい、と呟くのでした。

ジョイ(ブリー・ラーソン)は、様々なことに疑問を持ち納得がいかないとごまかして話を終わらせることも出来なくなった息子の成長に脱出の希望を見たのです。


17歳の時、犬が病気だと話しかけてきたニック(ショーン・ブリジャーズ)によって誘拐されてから7年・・・。

ここで陵辱され子供まで生んだ彼女にとって、この部屋での生活は限界に近づきつつありました。

ジョイ(ブリー・ラーソン)は諦めません。
ある作戦を考えたのです。

彼女が練った作戦というのは、電気が切れたことで寒さから体調を崩したジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)を病院に運ぶ事で助けを求める方法でした。

厚着させたジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)の頬にお湯を絞ったタオルを当てる事で熱が出ているように細工し、ニック(ショーン・ブリジャーズ)が来るのを待つジョイ(ブリー・ラーソン)。

病院にさえ運ぶことができればそこで助けを求めることが出来る・・・!
そう考えての作戦でしたが、ニック(ショーン・ブリジャーズ)は病院へ連れて行くことを渋ります。

ジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)の額に手を当て、熱があると思い込んでいてさえ薬で何とかしたい彼は、面倒事を避けるようにそそくさと部屋を出ていってしまったのでした。

がっくりと落ち込むジョイ(ブリー・ラーソン)。
それでも彼女は諦めないのです。


今度はジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)に死んだふりをさせて部屋からの脱出を考えました。
その為ニック(ショーン・ブリジャーズ)が来るまでの間にジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)に死んだふりの特訓を始めました。

絨毯に包んで運び出すため、中で体を硬直させてく訓練、車の荷台に積み込まれたら転がることで絨毯から抜け出す訓練など、ジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)が泣いても怒っても訓練は続けられます。

彼女たちが助かるためにはこの方法しかもう残されていないのです。

トラック・転がる・ジャンプ・走る。
この四ステップを徹底して教え込んだジョイ(ブリー・ラーソン)は、やってきたニック(ショーン・ブリジャーズ)の前で絨毯に縋って泣き始めました。

死んでしまった、と泣き叫ぶジョイ(ブリー・ラーソン)の勢いに押されたか、それとも自分の息子である少年を見殺しにしてしまった呵責からか、今度こそ彼女の言うとおり、絨毯に巻かれたジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)を抱えてニック(ショーン・ブリジャーズ)が出ていきます。

あとはもうジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)の頑張りと運にすがるのみ―――。


荷台に積み込まれたジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)は、ジョイ(ブリー・ラーソン)に言われたことを必死で思い出しながら絨毯から抜け出しました。
その時、彼の目に広がったのは枠のない広い青空。

そして時々よぎる電線。
それは彼が初めて触れた「外」だったのです。

しかし彼は自分の任務を忘れていませんでした。
車のスピードが落ちる一時停止ラインで、荷台から飛び降りるジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)。

しかしその姿がニック(ショーン・ブリジャーズ)に見付かってしまいました。
車を止めて追ってくるニック(ショーン・ブレジャーズ)。

必死で逃げようとするも、五歳の子供の足が大人の足に叶うはずがありません。

するとその時、ジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)の前に大型犬が飛び出してきました。
それは偶然のできごと。
しかしこれが彼を救ったのです。

ジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)が助けを求める声を出せたこと、ニック(ショーン・ブリジャーズ)に飼い主がしつこく食い下がってくれたことで彼は一人車に乗り込み逃げてしまいました。

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こうして警察に保護されたジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)。
しかし彼に答えられるのは名前と年齢だけ・・・。

ジョイ(ブリー・ラーソン)の名前すら答えられません。
そんな彼の姿に、唯一向き合って話を聞いてくれたのはパーカー巡査(アマンダ・ブルジェル)だけでした。

拙い言葉で答えるジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)の声を拾い上げ彼女が掴んだのは、天窓がある納屋、それから彼が飛び降りた場所から一時停止が三回ある家、赤いトラックです。

これにより事件はすべて露見しました。
ニック(ショーン・ブリジャーズ)の家は大勢の警察官に囲まれ、ジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)もまたパトカーの中からその様子を伺っています。

すると、向こうから必死の形相で駆け寄ってきた人が―――。
ジョイ(ブリー・ラーソン)です。

二人はやっと外の世界で抱き合えたのでした。


病院へ運ばれた二人。
「日曜日の差し入れ」を待たなくても、いつでも好きな時に好きな物が買える事、夜じゃなくてもシャワーが浴びられる事、ジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)にとって生活が一変します。

少しずつ慣れていけばいい、とジョイ(ブリー・ラーソン)は駆けつけた母親・ナンシー(ジョアン・アレン)と共に懐かしい自宅へと帰りました。
しかしそこにはもう、以前のような家族の形はありませんでした。

両親は離婚してしまっていたのです。
父親のロバート(ウィリアム・H・メイシー)も飛行機で駆けつけましたが、またこの家で暮らす事はもうありません。

これからはナンシー(ジョアン・アレン)の恋人レオ(トム・マッカサス)との生活になるのです。

大勢の野次馬・マスコミに囲まれた実家に駆け込むようにして帰宅したジョイ(ブリー・ラーソン)達でしたが、リビングにはジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)へのプレゼントが盛り沢山。

しかし未だ他人に慣れないジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)は話しかけられても返事は全てジョイ(ブリー・ラーソン)に耳打ちして答えますが、それでも気を悪くした様子もなく、レオ(トム・マッカサス)は優しく迎えてくれたのでした。


しかし実の父親であるロバート(ウィリアム・H・メイシー)はどうしても、ジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)の存在が受け入れられないようです。
夕食の席でも、話しかけることはおろか彼を見ることすらしません。

そんな父親の態度に苛立つジョイ(ブリー・ラーソン)は、怒りに満ちた表情で席を立ちジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)を連れて自室へと向かうのでした。

帰宅して十日経った今でも無気力なジョイ(ブリー・ラーソン)。
それは医師から見ても、まだ時間を必要とする休養期間なのですが、彼女はあの部屋にいた頃より怒りっぽくなっています。

自分の側に座りスマホでアニメを見るジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)を追い払おうとするジョイ(ブリー・ラーソン)。

しかし言うことを聞かない息子にいらだちを募らせ、彼の腕を掴むと階下へと連れて行きます。
ここに沢山おもちゃがあるのだからスマホで遊ばせないで!と息子にも母親にも当り散らすジョイ(ブリー・ラーソン)は、心配するナンシー(ジョアン・アレン)に、ハッピーなはずなのに自分が変だと悲しそうに呟くのでした。

しかしナンシー(ジョアン・アレン)が、休養が必要なのよ、と優しく声をかけると再び表情が豹変!
休みなんていらない!と怒り出した娘に手を焼くナンシー(ジョアン・アレン)とついに喧嘩になってしまいます。

するとジョイ(ブリー・ラーソン)が言うのです。
私がいなくても楽しくやっていたくせに!と、レオ(トム・マッカサス)をさしながら・・・。

そして、ママが人に優しくだなんて言うから私はあいつの犬を助けてあげようとしたのよ、と叫ぶと二階へと上がってしまったのでした。


そんな状態でありながら、ジョイ(ブリー・ラーソン)はテレビ番組のインタビューを受けることにしましたが、しかしその後の彼女は以前より更に考え込むことが多くなりました。

インタビュアーの言った、犯人に頼んででも外へ出したほうが子供にとっては幸せだったのではないか?という言葉が引っかかっているようです。

彼女にとってジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)が産まれたことは、毎日に生きる意味を与え、あの狭い部屋でも精一杯の愛情を注いできたのだけれど、そう言われてしまったことで何が正しかったのか分からくなったのです。

そして数日後―――ジョイ(ブリー・ラーソン)は自殺を図りました。
深夜、母親がいないことに気づいたジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)が探したことで発見が早く、命はとりとめましたが、そのまま長期入院することになったのです。


一人になってしまったジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)は、ナンシー(ジョアン・アレン)らと暮らしながら、ある日とある決心を固めました。
監禁から解放された後もずっと切らずにいた長い髪の毛を切る、と言い出したのです。

それは彼にとってパワーの詰まった魔法の髪でもありました。
これをママに送ってパワーを届けたい、そう言う彼に微笑むナンシー(ジョアン・アレン)。

ばぁば大好き。
私もジャックが好き。
そう伝え合う祖母と孫の間には確かな愛情が流れているのでした。

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ジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)はいつしか隣人とも大声で話ができるまでになり、そればかりか友達も出来ました。

友達と駆け回って遊ぶジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)。そんな彼のもとへ、待ちに待ったママが帰ってきたのです。

飛びついて喜ぶ息子を抱きしめながら、ジョイ(ブリー・ラーソン)はもう二度と命を粗末にしない事を誓うのでした。

帰ってきた彼女はジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)と一緒に様々な事を試してみることにしました。

一緒に外へ出ること、ファーストフードを食べること、普通に生活して普通に毎日を過ごしてみたのです。

するとジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)が急に言い出しました。
あの部屋に一度戻ってみよう、と。


パーカー巡査(アマンダ・ブルジェル)に伴われ、監禁されていた納屋に向かうジョイ(ブリー・ラーソン)たち。

ジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)は屈託なく部屋に入ると、そこで生活していた思い出にサヨナラを告げていきます。

その姿を入口から中に入ることなく見ていたジョイ(ブリー・ラーソン)は、そのまま中に入ることはなくジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)を促して帰るのでした。

雪の降る中。二人は手を繋いで歩き続けるのです。

「ROOM」見所ポイント!

「ROOM」見所

日本でも珍しい事件ではなくなってしまった感のある[誘拐・監禁]事件を題材にした作品です。

誘拐された時間をつぶさに見せるのでも、被害者が加害者に復讐を遂げるでもない今作は、それだけにとてもリアルでした。

作りこまれた激情ではなく、時間の流れに沿って変化する被害者の心情がとても丁寧に描かれていたと思います。


今作で主演のブリー・ラーソンがアカデミー賞最優秀主演女優賞を獲りましたが、割とドキュメントに近いような距離感で撮られた作品なだけに、剥き出しの感情が生々しく伝わってきました。

【監禁 レディ・ベンジェンス】のような動きの大きな作品ではありませんが、静かに淡々と人生を壊された女性が自分を取り戻していく様はこちらのほうが胸に迫るものがあります。

是非、娯楽作品というよりひとりの女性の人生を見せて貰うような、そんな気持ちでご覧になって頂きたい作品です。

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