「マ―ガレット・サッチャー 鉄の女の涙」のネタバレ!あらすじ最後のラスト結末!

映画「マ―ガレット・サッチャー 鉄の女の涙」は、メリル・ストリープ主演、フィリダ・ロイド監督の2011年のイギリス映画です。
メリル・ストリープはこの映画で第84回アカデミー賞の主演女優賞を受賞しています。

そんな、映画「マ―ガレット・サッチャー 鉄の女の涙」のネタバレ、あらすじや最後ラスト、結末、見所について紹介します。

■ スタッフ
監督: フィリダ・ロイド
製作:ダミアン・ジョーンズ
製作総指揮:フランソワ・イヴェルネル、アダム・キューリック、キャメロン・マクラッケン、テッサ・ロス
脚本: アビ・モーガン
撮影: エリオット・デイヴィス
音楽: トーマス・ニューマン

■ 主要キャスト
マーガレット・サッチャー:メリル・ストリープ
若年期のマーガレット・サッチャー:アレクサンドラ・ローチ
デニス・サッチャー:ジム・ブロードベント
若年期のデニス・サッチャー:ハリー・ロイド
キャロル・サッチャー:オリヴィア・コールマン
ジェフリー・ハウ:アンソニー・ヘッド
マイケル・ヘーゼルタイン:リチャード・E・グラント
ダグラス・ハード:ポール・ベントレー
ジョン・メージャー:ロビン・カーモーディ
エドワード・ヒース:ジョン・セッションズ
ゴードン・リース:ロジャー・アラム
マイケル・フット:マイケル・ペニングトン
ジョン・ノット:アンガス・ライト
フランシス・ピム:ジュリアン・ワダム
ロナルド・レーガン:レジナルド・グリーン

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「マ―ガレット・サッチャー 鉄の女の涙」あらすじ

「マ―ガレット・サッチャー 鉄の女の涙」あらすじ

一人の老婆が買い物に出かけるシーンから始まる物語。
買い物を済ませた彼女は、帰宅後夫と仲良く食卓を囲んでいます。

そこへ現れた一人の女性。
彼女が現れた途端姿を消してしまう夫を気にする老婆に、アレコレ質問を投げかける女性がいなくなると夫が現れます。

この老婆。
鉄の女と呼ばれたイギリス史上最長在位期間を誇る女性首相、マーガレット・サッチャーその人です。
これは彼女が自分の人生を振り返るお話です。

「マ―ガレット・サッチャー 鉄の女の涙」ネタバレ、最後のラスト結末は?

「マ―ガレット・サッチャー 鉄の女の涙」ネタバレ、最後のラスト結末

首相を辞めた後も、彼女には護衛官も付くし、秘書を構えて毎日のスケジュールの確認も必要な程度には忙しい身です。
自叙伝にサインを入れながら、若かりし日々を思い出すマーガレット(メリル・ストリープ)。

実家は日用品店を営んでいましたが、父が政治活動をしていた影響からか、自然と政治家の道を志したマーガレット(若*アレクサンドラ・ローチ)は、多くの同年代女性から馬鹿にされながらも名門オックスフォード大学に合格しました。

母は喜んでくれなかったな…そんな事を思い出しながらベッドに横たわった彼女の隣には夫・デニス(ジム・ブロードベント)がいます。

細かな事にうるさいサッチャー(メリル・ストリープ)からのダメ出しにもめげない陽気な彼は、彼女と二人きりのときにのみ姿を現すようです。


ある日、娘のキャロル(オリヴィア・コールマン)と見たニュースで、アルカイダによるテロの光景が流れていました。

その様子を見ながら、かつてブライトンのグランドホテルで爆破事件に巻き込まれた事を思い出すマーガレット(メリル・ストリープ)。
あの日は保守党大会がそこで行われていたのでした。

昔の事に想いを馳せていた彼女の頭を現実に引き戻したのはキャロル(オリヴィア・コールマン)です。
一人で買い物に出た事を彼女から咎められ、逆切れしつつマーガレット(メリル・ストリープ)が開いたドアの先は食事会のはずでした。

しかしここでまた帰国が混同していくマーガレット(メリル・ストリープ)。
娘時代の彼女が下院議員に立候補したいと願い出た日と思い出が絡まり合います。

熱く自分の想いを訴えかける自分を、女性だからと言う理由でまったく相手にしてくれなかった政治家たち…。
一人ニコニコ笑って聞いてくれていたのは、未来の夫デニス(若*ハリー・ロイド)だけでした。

記憶に囚われつつも進む食事会を終え、寝室に戻った彼女にキャロル(オリヴィア・コールマン)が主治医と話しがしたいと言い出します。
食事会の最中、上の空だった母の事が心配だったのでしょう。

ママはもう首相じゃないしパパはもう亡くなったのよ!と訴えかけるキャロル(オリヴィア・コールマン)ですが、しかしマーガレット(メリル・ストリープ)は反対にそんな娘を心配するのです。
疲れた顔をしているわ、とまるで話が見合わない母を前にキャロル(オリヴィア・コールマン)は涙を浮かべるのでした。


再び飛ぶ記憶。
24歳で下院議員に立候補するも落選してしまった彼女を陽気に慰めるデニス(若*ハリー・ロイド)は、落ち込む彼女にこう言います。

君は未婚の食料品店の娘だけれど、ビジネスマンの妻になれば当選率が上がるよ、と。
そして僕は誰よりも幸せな男になる、そんな言葉でプロポーズしてくれた彼に泣きながらマーガレット(若*アレクサンドラ・ローチ)がOKと返すのでした。

そんな記憶がよみがえったからか、ゴソゴソとDVDを探すマーガレット(メリル・ストリープ)。
子供たちが幼かった頃の映像を見ながら思い出したのは、母の選挙カーで大騒ぎする娘たちの姿でした。

マーガレット(若*アレクサンドラ・ローチ)が遂に当選したあの日、彼女は構ってほしいと願う子供たちを置いて仕事に出たのです。
追いすがる子供たちを置いて彼女が足を踏み入れたのは、荘厳な歴史を感じさせる議事堂でした。

擦れ違う男たちが皆こちらを見ています。
それもそのはず、女性電溶議員室に杯酢が一脚しか置かれていないのですから…。
これが彼女の政治家人生の始まりでした。


やがて教育相に上り詰めたマーガレット(メリル・ストリープ)。
相変わらず周りに女性議員はおらず、女であることを非難の材料にされる彼女ですが、人々に自由と機会を与え可能性を開花させることを目標にしていた父への憧れから、決して屈しようとはしません。

1974年、労働者たちのストライキにより電力もやみ、ゴミだらけの街が常態化しつつあったこの頃。

マーガレット(メリル・ストリープ)は党首選挙に立候補する事を決めました。
自分が受かるとは思っていないものの、保守党の理念を再確認させたいと立候補を決めた彼女に、家族の事を何も考えていない!とデニス(ジム・ブロードベント)は激怒します。
しかしそれでも彼女は決意を翻したりはしないのでした。

女性であることを突いてくる敵陣に対し、声のトーンや服装など細部にまで気を配る事で自分の魅せ方を変えたマーガレット(メリル・ストリープ)の人気は次第に高まり始めます。

見事党首選に勝利した彼女は、保守党を率いて総選挙に打って出ました。
強いリーダシップで保守党に勝利をもたらした彼女は遂に、西洋では初めての女性首相の座に就くのでした。


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当時の写真の側で座り、車を待っているマーガレット(メリル・ストリープ)。
一人でも大丈夫だと言う彼女は、デニス(ジム・ブロードベント)に苛立ちをぶつけ病院に向かいますが、そこで再び夫の死について聞かれるのです。

遺品整理が精神負担になっていないか、との問診を受けたマーガレット(メリル・ストリープ)ですが、彼女は昔と変わらない強さを感じさせる声で、自分は健康だと断言するのでした。

帰宅後、アレコレ話しかけてくるデニス(ジム・ブロードベント)を無視し、家中の家電のスイッチを入れて音を出させることで彼の声を消そうとするマーガレット(メリル・ストリープ)。

声が消えると貴方も消えて私は正常になれる…そう呟く彼女はもう自分で自分が分からなくなっているようです。


思い出すのは、最悪レベルの失業率・総生産量の落ち込みなど世情が不安定だったころの事…。
圧倒的人気で首相の座に付いた彼女にも、国民からの声は容赦なく浴びせかけられます。

前例のない不況を前にマーガレット(メリル・ストリープ)退陣要求の声が高まってきているのです。

しかし彼女は、英国経済の立て直しを期待されて勝利した保守党の党首として、あくまでも政策を推進し続けていきます。

街では火炎瓶による放火やデモなど、有職者と失業者が対立してぶつかり合い多くの命が失われているのに…。

グランドホテルでのテロはまさにこの当時起こったものでした。
ホテルの壁が吹き飛び、デニス(ジム・ブロードベント)と共に土埃にまみれるマーガレット(メリル・ストリープ)でしたが、お互い怪我なく済んだのはまさに奇跡と言っても良いものでした。


その後の政治も波乱に満ちています。
英国領フォークランドがアルゼンチンによって制圧されてしまったのです。

交戦か様子見か…様々な意見が飛び交う中彼女が下した決断は、敵艦を沈めて、と言うものでした。
しかし戦況は最悪。
アメリカからは和平の文書が再三届けられます。
しかし彼女は、妥協はしない、と受け入れようとはしません。

彼女の決意により、多くの兵士を犠牲にしながらも徐々に形勢を逆転した英国は、遂に勝利を治めます。国中が喜びに溢れ、国の士気も高まりました。

復活を遂げた英国と共にマーガレット(メリル・ストリープ)の人気も戻ってきます。
それと共に景気も天井知らずのうなぎ登りとなり、彼女簿在職期間は10年を突破したのでした。


しかし身内であるはずの保守党からは少しずつ、人の意見を聞き妥協すべきないか、との声が上がり始めます。

それは、国民全員に同じ額の税金を課すという政策であったり、ヨーロッパ共通貨幣への聞く耳を持たない姿勢であるとか、マーガレット(メリル・ストリープ)の独裁ともいえる態度に対して上がり始めた声の様です。

とても居丈高に振る舞うマーガレット(メリル・ストリープ)を前に、彼女の参謀ジェフリー(アンソニー・ヘッド)も口を挟めない状況が続いた結果、国民からの反感を買い人気も再び低迷し始めます。

彼女の高圧的な態度は周囲の人を遠ざけ、党首交代要請が強く対抗馬としての党首候補まで担ぎ出される始末―――。

この党首選でマーガレット(メリル・ストリープ)は敗北します。
結局これをきっかけにして彼女は11年間務めた首相の座の退陣を決断するのでした。


自分の政治人生の最後を思い返していたマーガレット(メリル・ストリープ)は、急にクローゼットを引っ掻き回し若かりし日の自分や子供たちの描いた絵を見つけ出します。

私は幸せを思い描いたわ。
あなたも幸せだった?とデニス(ジム・ブロードベント)に訪ねた彼女は急にクローゼットの中身をゴミ袋に詰め始めました。

それと並行してキャリーバックを準備して彼にトレンチを着せ見送ろうとするも、行かないで、と泣きながら訴えかけるマーガレット(メリル・ストリープ)。

私を一人にしないで、という彼女に、しかしデニス(ジム・ブロードベント)は、君は一人でも生きていけるよ、今までもそうだった、と出て行ってしまったのでした。

翌日。
ゴミ袋だらけの部屋をキャロル(オリヴィア・コールマン)が訪ねてきました。
全部整理したのよ。
これで終わり、とそう呟く彼女は今もその家に一人で住んでいるのです。

「マ―ガレット・サッチャー 鉄の女の涙」見所ポイント!

「マ―ガレット・サッチャー 鉄の女の涙」見所ポイント

現在と過去が入り混じる上に、主人公であるマーガレットの現在が認知症を発症している状態ですが、内容は非常に分かり易い作品でした。

今作でアカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞したメリル・ストリープが楽しみで観たのですが、彼女の上手さはやはり期待を裏切りません。

ただ、内容はもっと深みがあっても良いのではないかとも感じました。
政治を習う教材としては優秀ですが、マーガレット・サッチャーの孤独の深さや信念の強さなどを表にしていない分、サラッと物語が流れてしまったように感じたのです。

とはいえ、話し方や仕草も全て研究し尽くして臨んだメリル・ストリープ始め、役者さん達の空気感は素晴らしかったですし、先日EU脱退選挙が行われたり、マーガレット以来の女性首相が誕生したりなイギリスの歴史について、非常に簡単に学べる教材の様な作品でもありますので、観て損は無い作品でした。

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